21日 ■CIA「北は核1、2個保有」
米中央情報局(CIA)は、北朝鮮の核開発問題に関する報告書を議会に提出し、「92年以前に生産されたプルトニウムを使って核兵器を1個ないし2個保有している」と明らかにした。
22日 ■北朝鮮、ドルの流通禁止
北朝鮮の朝鮮貿易銀行は、平壌の外国公館や国際機関に対して12月1日から米ドルの流通と決済を禁止すると通達した。外貨ショップ、ホテルなどでのドルの使用も認められなくなり、北朝鮮へのドル送金もできなくなる。北朝鮮は流通外貨をユーロに変更するもようだ。
23日 ■在韓米軍兵に無罪判決
在韓米軍の装甲車が帰宅途中の女子中学生二人をひき殺した事件で、在韓米軍軍事法廷陪審員は、過失致死に問われていた米兵に無罪の評決を下した。これに対して国防部は「遺憾だ」と表明、国民も反発を強めている。
24日 ■朝日が北京で非公式協議
こう着状態にある朝日国交正常化交渉の再開に向け、北朝鮮と日本の当局者が北京で非公式に協議した。拉致被害者5人を戻せと主張する北朝鮮と、拉致家族を日本に呼び寄せるのが先決とする日本側との意見の対立で、具体的な進展はなかったもようだ。
25日 ■金剛山を特区に
平壌放送は、最高人民会議常任委員会で金剛山を「観光地区」に設置することを決め、政令を公布したと発表した。観光開発のための自由な投資を外国人に認め、投資財産も保護されるという。
26日 ■民主党離党議員がハンナラ入り
与党民主党を離党した金元吉、朴尚奎の2議員が、野党ハンナラ党に入党した。両議員は、李会昌候補に対抗する新勢力を結集するため離党したため、ハンナラ党入党に非難の声が挙がっている。
27日 ■南北国防会談が中止に
国防部は、南北間で開催に合意していた第2回南北国防部長官会議が、北朝鮮の都合で中止になったと発表した。北朝鮮は、「行政上の理由で日程の調整がつかない」と電話で通知してきたという。