26日 ■北に4億㌦の送金疑惑
2000年6月の南北頂上会談の際、政府が北朝鮮に極秘裏に4億㌦を提供していた疑惑が持ち上がり、波紋を呼んでいる。ハンナラ党が暴露したもので、現代商船が産業銀行から4億㌦の融資を受け、現代を通じて北朝鮮のアジア太平洋平和委員会が香港、マカオ、北京に開設している秘密口座に振り込まれたという。
27日 ■米特使の北訪問発表
フライシャー米報道官は、ブッシュ大統領の特使として10月3日から5日までケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)を北朝鮮に派遣すると公式発表した。朝米対話の再開は約1年9カ月ぶり。ケリー特使は訪朝前に韓国と日本を訪れ、事前協議する予定だ。
28日 ■拉致調査団、平壌入り
北朝鮮の日本人拉致問題で、被害者の安否や死亡者の詳しい状況を調査するため、日本政府の調査団が北京経由で平壌入りした。調査団は北朝鮮が拉致と認めた13人について詳しい説明を求め、死亡者の身元確認に必要な遺骨の提供などを要求。
29日 ■アジア大会が開幕
「アジアを一つに」をスローガンにした第14回釜山アジア大会の開会式が釜山アジアード競技場で行われ、史上最多44カ国・地域の選手団が入場行進。韓国と北朝鮮は統一旗を先頭に南北の選手が仲良く手を取り合いながら同時行進した。
30日 ■鄭夢準議員、新党推進委を発足
大統領選挙への出馬を表明した鄭夢準議員は、大統領選挙の準備に向け「国民和合のための新党推進委員会」を発足させた。ソウル汝矣島の国民日報ビルに事務所を開設、10月半ばに大規模な発起人大会を開いて新党を旗揚げする。
1日 ■総理代理の聴聞会始まる
韓国国会は、金碩洙・国務総理代理の任命案をめぐる人事聴聞会を開催。国務遂行能力や道徳性などを審議し、5日の本会議で就任同意案を正式決議する。7月以降、金大中大統領が指名した二人の候補が国会で否決され、国務総理のポストは3カ月も空席となっている。
2日 ■ケリー特使が訪韓
3日からの北朝鮮訪問を前にケリー米大統領特使(国務次官補)が韓国を訪問、林東源・大統領特別補佐役、崔成泓・外交通商部長官らと会談した。ケリー特使は、「北朝鮮のミサイル問題や核開発疑惑といった懸案に対し米国の立場を示し、北側の反応を確かめたい」と説明した。