12日 ■金剛山の観光協議決裂
金剛山観光事業の活性化について協議する南北当局者会談が金剛山で行われたが、双方の意見が対立し、合意文の採択には至らなかった。北朝鮮は、金剛山観光事業に対する韓国政府の保証を要求したが、韓国側は民間事業であることを理由に拒否した。
13日 ■離散家族555人が再会
第5回南北離散家族の再会が金剛山で実施され、韓国側の離散家族455人が北の家族100人と再会した。南北の離散家族は、面会所となった現代の温井閣休憩所などで半世紀ぶりに肉親と対面したあと、大韓赤十字社が主催する歓迎晩餐会に出席。翌日は名勝地の三日浦などの観光を楽しんだ。
14日 ■鄭夢準氏が地元で出馬宣言
鄭夢準議員は、選挙地盤で、現代重工業の本拠地である蔚山市で支持者200人と懇談し、「12月の大統領選挙は韓国の未来を決定づける重要な選挙だと考え、出馬を決意した」と述べ、公式に大統領選挙への出馬を宣言した。鄭議員は17日に国会で正式な出馬宣言を行った。
15日 ■北に500ウオン相当の資材支援
南北鉄道の連結問題を話し合う南北実務協議が金剛山で行われ、韓国側首席代表の趙明均・統一部交流協力局長は、「京義線と東海線の鉄道と道路を早期に連結するため、北側の区域40㌔の工事を支援するため500億ウオン相当の設備と資材を提供する」と表明、北側も了承した。
16日 ■李漢東前総理も出馬
李漢東・前国務総理は、言論人団体主催の講演会で演説し、「きょう、この場で大統領選挙に出馬する決断をはっきり下す」と述べ、大統領選挙に立候補することを表明した。李前総理は、「新千年民主党、自民連、韓国未来連合、民国党らの間で新党結成の動きがあり、合従連衡も想定される」と述べ、政界再編に自身が積極的にかかわっていく意思を示した。
17日 ■朝日首脳会談を評価
金大中大統領は、小泉純一郎首相と金正日総書記が平壌で会談したことについて、「朝日関係がうまくいけば、朝米関係にも良い影響があるはずだ。韓半島に真の平和と協力体制を築くには、南北関係、朝日関係、朝米関係が共に改善されなければならない」と述べ、朝日首脳会談を高く評価した。
18日 ■高野特使が韓国訪問
小泉純一郎首相は、北朝鮮訪問に同行した高野紀元・外務省審議官を特使として韓国に派遣、朝日首脳会談の結果を外務部高官らに説明した。また、今後の朝日国交正常化交渉について韓国側と緊密に連携していくとの首相のメッセージを伝えた。