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2002/08/30

<週間ダイジェスト>8月22日~8月28日

22日 ■離散家族再会、9月13日に

 大韓赤十字社は、今月12日にソウルで開かれた南北閣僚級会談で離散家族の再会に合意したことを受け、朝鮮赤十字会に対して第5回離散家族再会事業を9月13日から6日間の日程で金剛山で実施するよう提案した。これに伴い大韓赤十字社は、候補者200人の名簿を北朝鮮側に送り、肉親の生存確認を依頼した。

23日 ■朝露の経済協力強化

 ロシアを訪問中の北朝鮮の金正日・総書記は、ウラジオストクでプーチン大統領と会談し、韓半島縦断鉄道とシベリア鉄道の連結など経済協力を強化していくことで一致した。プーチン大統領は会談で、韓国、米国、日本との対話促進を促し、金総書記も前向きの反応を示したという。

24日 ■韓中国交10周年で祝電交換

 金大中大統領は、中国との国交正常化10周年を記念し、江沢民・国家主席に「両国関係がさらに発展することを望む」とした祝電を送った。江主席も祝電を送り、「中韓関係の発展がアジアと世界の発展に寄与している」と述べ、両国の交流拡大に意欲を示した。

25日 ■平壌で朝日局長級協議

 国交正常化をめざす北朝鮮と日本の外務省局長級協議が平壌の人民文化宮殿で開かれ、北朝鮮から馬哲洙アジア局長、日本から田中均アジア大洋州局長らが出席した。日本側が日本人拉致疑惑に関し、消息確認など具体的な対応を求めたのに対し、北朝鮮側は、「朝鮮赤十字会と協力して努力する」と述べるにとどまり、進展はなかった。

26日 ■北京の中国外務省に駆け込み

 北朝鮮の住民7人が難民申請のため北京の中国外務省に駆け込み、公安警察に拘束された。7人は英語と中国語で書かれた請願書を差し出し、難民認定と韓国への亡命を求めているという。

27日 ■南北鉄道連結で詰め

 第2回南北経済協力推進委員会が3日間の日程でソウルでスタート。韓国側は遅れている京義線の連結と並行道路の整備、これに伴う非武装地帯(DMZ)での作業規則などを協議する軍事当局者会談の開催を要求した。

28日 ■総理任命案、国会で否決

 国会は本会議を開き、26・27日の2日間にわたって行われた張大煥・国務総理代理に対する人事聴聞会の結果を受けて総理任命同意案を採決した。同意には国会議員半数の投票で半数以上の賛成票を得ることが条件だが、半数以上の議席を確保しているハンナラ党が、脱税などの疑惑で反対に回り、結局否決された。