4日 ■盧武鉉氏が内閣改造要請
与党民主党の盧武鉉・大統領候補は、「金大統領の任期中に現政権の不正腐敗事件に終止符を打つべきだ」と述べ、ハンナラ党の推薦も受け入れ内閣改造を断行するよう金大中大統領に呼びかけた。これに対し、青瓦台スポークスマンは、「人事権は大統領の固有の権利であり、第3者の干渉は遺憾」と述べた。
5日 ■ヒディンク監督らを招待
金大中大統領は、W杯で大活躍した韓国チームのメンバーおよびヒディンク前監督、レッド・デビルなど応援団代表、ボランティアなど160人を青瓦台(大統領府)に招待し、昼食を共にした。金大統領は、「韓国をベスト4に導き、国民にやればできるという自信を与えた」と述べ、ヒディンク前監督の労をねぎらった。
6日 ■フィリピンで船転覆
外交通商部によると、韓国人観光客24人を乗せた船舶がフィリピンのリゾート地ミンドロ島付近で転覆し、1人が死亡、4人が行方不明となった。一行は宣教活動のためフィリピンに滞在していた宣教師と大学生で、台風で海が荒れ事故につながったという。
7日 ■銃撃戦は北がち密に計画
国防部は、先月29日に黄海で起きた南北銃撃戦に関する調査報告を発表、「北朝鮮がち密な計画のもとで、先制攻撃を加えた」と断定した。また、北が周辺の海軍基地から韓国の反撃を牽制するため、艦対艦や地対艦ミサイルの攻撃用レーダーを稼働させていたことを確認したと明らかにした。
8日 ■国会議長に朴寛用氏
国会は本会議を開き、国会議長にハンナラ党の朴寛用氏を選出した。国会議長は、民主党の李万燮・前議長が任期満了で5月末に辞任して以来、与野党の対立から議長の選出が難航し空白となっていた。
9日 ■W杯で交通違反を免除
宋正鎬・法務部長官と李根植・行政自治部長官は、ワールドカップの成功を受けて、交通違反者の処分を取り消す特別恩赦を実施すると発表した。対象となるのは飲酒運転、速度違反、信号無視などで摘発された481万人で、免停措置などが10日付で解除される。
10日 ■金永南氏、インドネシア訪問
北朝鮮のナンバー2、金永南・最高人民会議常任委員長がインドネシアを訪問、メガワティ大統領らと会談した。北朝鮮とインドネシアは深い友好関係を築いており、今年3月にはメガワティ大統領が北朝鮮を訪れ、金正日総書記と親交を深めている。