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2002/06/28

<週間ダイジェスト>6月20日~6月26日

20日 ■食糧援助を要請

 国連世界食糧計画(WFP)のスポークスマンは、北朝鮮への食糧援助が途絶え、住民は草や海草で飢えをしのいでいると明らかにし、国際社会に支援を訴えた。WFPは今年、61万㌧の食糧支援を国際社会に要請したが、5月末で目標の半分しか集まらず、やむなく北への支援を一時停止しているという。

21日 ■金大統領の二男逮捕

 最高検察庁は、金大中大統領の二男でアジア太平洋平和財団副理事長の金弘業氏をあっせん収賄罪で逮捕した。調べによると、弘業容疑者は国税庁や金融監督院への口利き料として複数の企業から計22億8000万ウオンを受け取ったとされている。金大統領の三男・弘傑被告も先月、あっせん収賄罪で逮捕されている。

22日 ■また2人駆け込み

 聯合ニュースは、北京の韓国大使館に北朝鮮女性2人が新たに駆け込んだと報じた。2人はいずれも30歳前後で、韓国に亡命を求めているという。

23日 ■アリラン祭を延長

 朝鮮中央放送は、4月末に開幕し、6月29日に閉幕する予定だった「アリラン祭」が、金正日総書記の配慮で7月中旬まで延期されると報じた。同放送によると、これまでに人民軍兵士や勤労者、学生合わせて100万人が同祭を観賞し、世界50カ国から700人が訪れたという。

24日■駆け込み24人韓国入り

 北京の韓国大使館に亡命を求めて駆け込み、保護されていた北朝鮮住民23人と中国側に強制連行された男性1人の計24人が、バンコク経由で韓国に入国、「駆け込み事件」が約1カ月ぶりに解決した。両国の外交関係が損なわれるを憂慮し、中国側が譲歩したもようだ。

25日■朝米関係の改善に期待

 金大中大統領は、韓国戦争勃発52周年に際してコメントを発表し、「南北関係の改善には、朝米関係がよくなることが必要だ。最近、両国に対話の兆しが見えてきたことはよろこばしい」と述べた。

26日 ■北の貿易が連続プラス

 KOTRA(大韓貿易投資振興公社)が発表した北朝鮮の貿易統計資料によると、2001年の輸出は前年比14・9%増の6億5000万㌦、輸入は同15・2%増の16億2000万㌦で、輸出入とも3年連続でプラスを記録した。