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2002/06/21

<週間ダイジェスト>6月13日~6月19日

13日 ■「脱北者」を中国が連行

 北京の韓国大使館に北朝鮮を脱出した親子二人が亡命を求めて駆け込んだが、中国警備員が父親を敷地から強制連行。これを阻止しようとした韓国大使館員がもみ合ってけがをした。韓国大使館は中国政府に抗議し、父親の身柄引渡しを求めている。

14日 ■北朝鮮に人道問題への対応要請

 カナダのウィルスラーで開かれたサミット外相会合は、北朝鮮に対して安全保障、大量破壊兵器の拡散防止、人道問題への対応などを促す議長声明を採択し閉幕した。また、韓国の太陽政策(包容政策)を引き続き支持していくことを確認した。

15日 ■北朝鮮政策の見直し迫る

 ハンナラ党の南景弼スポークスマンは、南北共同宣言2周年に際してコメントを発表し、「与党の太陽政策で少しも北朝鮮は変わらず、国民は失望している。対北朝鮮政策を見直すべきだ」と強調した。

16日 ■韓米日が対北政策協議

 政府は、米サンフランシスコで17・18の両日、韓国、米国、日本による対北朝鮮政策協議を行うと発表した。李泰植・外交通商部補佐官、ジェームス・ケリー国務次官補、田中均・外務省アジア局長が出席。

17日 ■駆け込み20人に

 外交通商部によると、北朝鮮から脱出した女性二人が北京の韓国大使館に亡命を求めて駆け込んだ。これで同大使館に駆け込んだ北朝鮮の住民は計20人に増えた。政府は中国当局と身柄の処遇をめぐって交渉しているが、難航している。

18日 ■民主党、盧候補を信任

 民主党は、統一地方選挙の敗北後、初の大統領選挙に向けた最高委員・顧問会議を開き、盧武鉉候補を信任することを決めた。選挙の敗北で党内には盧武鉉氏の候補辞退を求める声が相次ぎ、内紛状態に陥っている。

19日 ■金大統領の二男が出頭

 金大中大統領の二男・弘業氏が最高検察庁に召喚され出頭した。検察の調べによると、弘業氏は口利きなどで企業から20億ウオンを受け取った疑いがもたれている。