30日　■金大統領、日本文化の追加開放示唆

　金大中大統領は、青瓦台（大統領府）を表敬訪問した高円宮ご夫妻と会見、「Ｗ杯が成功すれば韓日両国民の同志意識がさらに強まる」と指摘したうえで、教科書問題など懸案事項が解決すれば中断している日本大衆文化の追加開放を検討すると述べた。

31日　■アリラン祭に海外から７００人

　北朝鮮の朝鮮中央放送は、４月29日に開幕したアリラン祭を北朝鮮住民１００万人が観覧したと報道した。また、この１カ月間に海外50カ国から７００人の外国人が観覧に訪れたと伝えた。

１日　■ソウルでアジアＩＴ閣僚会議

　アジアＩＴ（情報技術）閣僚会議が創設され、第１回会議がソウルのロッテホテルで開かれた。韓国、日本、中国、香港、オーストラリア、マレーシア、ブルネイなど23カ国の閣僚および次官らが参加し、国家間のデジタル技術の格差解消に向け協議。アジアの文化遺産資料のデジタル保存、域内超高速通信インフラの構築などに合意した。

２日　■高円宮殿下が会見

　韓国を公式訪問した高円宮殿下は、釜山市のホテルで記者会見し、「外国に来たという気がしないほど温かく迎えてもらった」述べた。また、韓国の歴代大領領が日本を訪問しており、将来、天皇陛下の訪韓があってしかるべきだ」と話した。

３日　■「福田発言」を非難

　北朝鮮の朝鮮中央放送は、福田官房長官が「非核三原則」を見直す発言をしたことに言及し、「核武装化の野望が露骨に表面化し、抗議と糾弾を呼んでいる」と報じた。

４日　■アジア信頼醸成会議が閉幕

　アジアと中東地域16カ国の首脳らが参加してカザフスタンで開かれた「アジア相互協力信頼醸成措置会議」が閉幕、非核地帯の創設支援やテロ撲滅をうたった「アルマトイ宣言」を採択した。韓国と日本はオブザーバーとして参加した。

５日　■金大統領の三男起訴

　ソウル地検は、スポーツくじ事業で便宜を図った見返りに業者から16億ウオンを受け取った金大中大統領の三男・弘傑容疑者をあっせん収賄罪と脱税の罪で起訴した。