23日 ■マレーシア首相と会談
金大中大統領は、韓国を訪れたマレーシアのマハティール首相と会談し、両国間の貿易拡大や投資の活性化について意見を交換した。金大統領は、バクンダムと第2ペナン大橋工事などマレーシアの大型建設プロジェクトに韓国企業が参加できるよう支援を要請。一方、マハティール首相は、IT(情報技術)分野での韓国の協力を求めた。
24日 ■北京の韓国領事館に駆け込み
北京の韓国総領事館に北朝鮮の住民と見られる男女二人が助けを求めて駆け込み保護された。二人は35歳と30歳の夫婦で、韓国への亡命を希望しているという。また前日にも男性一人が総領事館に駆け込んだ。韓国政府は、対応をめぐり中国当局と協議を続けている。
25日 ■韓日歴史委が初会合
韓国と日本の歴史学者でつくる韓日歴史共同研究委員会の初会合がソウルで開かれ、今後、古代史、中近世史、近現代史の3分科会を設置して共同研究を進めることに合意した。研究成果は2年後をめどにまとめ、論文集などを発刊する予定だ。また、韓国側は韓日関係史に関するシンポジウムの開催を要請した。
26日 ■北朝鮮軍が境界侵犯
国連軍司令部は、北朝鮮の武装兵3人が非武装地帯(DMZ)の軍事境界線を越え韓国側に侵入したと発表した。3人は迷彩服に身を包み、自動小銃を手にしていたという。しかし、何も行動を起こさず、5分後に北側に帰還した。北の侵犯の目的は明らかになっていない。
27日 ■在韓米軍の撤退要求
北朝鮮の朝鮮中央放送は、労働党機関紙「労働新聞」が「南朝鮮と日本に駐留する米軍は冷戦時代の遺物であり、北東アジアの緊張は米軍が侵略軍を配置しているためである」と論評、「米軍の即時撤退を要求した」と報じた。
28日 ■東アジアサッカー連盟発足
韓国、日本、中国など東アジア8カ国・地域のサッカー協会が東アジアサッカー連盟を発足。ソウルで総会を開き、初代会長に岡野俊一郎・日本サッカー協会会長を選出した。同連盟は2年おきに公式トーナメント戦を実施する計画で、北朝鮮にも参加を呼びかけていく。
29日 ■ブラッター会長再選
国際サッカー連盟(FIFA)の会長選挙がソウルで行われ、ブラッター現会長が、アフリカ連盟会長のハヤトウ副会長に大差で圧勝、再選(任期4年)を果たした。