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2002/05/17

<週間ダイジェスト>5月9日~5月15日

9日 ■ハンナラ党予備選挙終了

 年末の大統領候補を選出する野党ハンナラ党の予備選挙がソウルで行われ、すべての選挙日程が完了した。その結果、ハンナラ党候補には、圧倒的人気で独走状態を築いてきた李会昌・前総裁が公認候補に決まった。これによって、大統領選は与党・民主党候補の盧武鉉・顧問と李会昌氏との争いになりそうだ。

10日 ■韓和甲代表が新党構想

 新千年民主党の韓和甲代表は、国会議員会館で開かれた「ソウル6・13地方選挙決起大会」であいさつし、「盧武鉉候補が唱える政界再編の実現のために、民主党の既得権を放棄する用意がある」と述べ、新しい政党を結成する意向を表明した。また韓代表は、「理念を同じくする政治家が結集することが必要だ」強調。

11日 ■カナダ大使館に駆け込む

 中国瀋陽の日本大使館亡命事件が物議をかもすなか、今度は北京のカナダ大使館に亡命を求めて北朝鮮住民2人が駆け込んだ。身元などは不明だが、夫婦者とみられている。韓国は、この亡命希望者を受け入れる方針だ。この1年間に中国で発生した北朝鮮住民の外国公館駆け込みは9件となる。

12日 ■訪朝の朴槿惠議員を歓迎

 北朝鮮の平壌放送は、故朴大統領の長女・朴槿惠議員が平壌入りし、民族和解協議会の主催による歓迎会が開かれたと報じた。歓迎会には金容淳・書記ら労働党幹部が参加したという。朴議員は金正日総書記とも会談した。

13日 ■大統領の二男を召還

 ソウル地検特別捜査2部は、あっせん収賄罪の疑いがもたれている金大中大統領の二男・弘傑氏を召還すると発表した。これに伴って米国滞在中の弘傑氏は今週末にも帰国し、検察に出頭するもようだ。

14日 ■ハンナラ党代表に徐清源氏

 野党ハンナラ党は新たに就任した最高委員7人の初会合を開き、徐清源・最高委員を党代表に選出した。徐代表は金泳三・前大統領の側近として知られている。

15日 ■亡命希望5人の出国難航

 日中両政府は、中国の日本総領事館に駆け込み、中国警察に強制連行された北朝鮮の住民5人の出国に合意したが、駐中日本大使の「亡命希望者排除」発言で、当初予定していた15日のフィリピンへの出国が延期された。