2日 ■米朝対話の再開歓迎
外交通商部は、北朝鮮が米のプリチャード韓半島和平担当特使の訪朝を受け入れる声明を発表したことについて、「米朝が真摯な対話を重ね、韓半島の緊張緩和と平和促進に寄与することを期待する」と論評した。
3日 ■大統領の側近逮捕
ソウル地検は、金大中大統領の側近で民主党の元顧問・権魯甲容疑者をあっせん収賄罪で逮捕した。魯容疑者は、金融監督院の監査に手心を加えるようベンチャー企業の社長に依頼され、5000万ウオンを受け取った疑いがもたれている。
4日 ■金総書記、ベトナム大統領と会談
金正日総書記は、北朝鮮を公式訪問したベトナムのチャン・ドク・ルオン大統領と会談し、両国の関係強化と経済交流促進について意見を交換した。この席で金総書記は、ベトナム訪問の招請を受け、受諾したと伝えられている。
5日 ■金大統領が民主党離党
青瓦台(大統領府)スポークスマンは、金大中大統領が与党・民主党を離党し、W杯と年末の大統領選挙の公正管理に専念すると発表した。金大統領は、息子の不正疑惑、側近の権魯甲・元民主党顧問の逮捕などで窮地に立たされており、局面を打開するのがねらいとみられる。
6日 ■FIFA会長が訪朝
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が北朝鮮を訪問。スポーツ関係者らと会い、W杯に視察団を派遣するよう要請した。北朝鮮は、韓日共催のW杯に対抗して「アリラン祝祭」を開くなど、W杯とかかわることを拒否する姿勢を示している。
7日 ■南北経済協力委が中止
ソウルで開かれる予定だった第2回南北経済協力推進委員会が、北朝鮮の突然の拒否声明で中止となった。北朝鮮の真意は未定だが、4月中旬に訪米した崔成泓・外交通商部長官が「南北対話の再開は米の強硬姿勢によるもの」と発言したことに対する反発とみられている。
8日 ■北朝鮮住民、亡命失敗
中国・瀋陽の日本総領事館に北朝鮮の住民5人が駆け込もうとし、そのうち二人が館内のビザ申請待合室まで入ったが、敷地内まで追いかけてきた中国の武装警官に拘束され、5人全員が連行された。日本は在外公館の不可侵条約に反するとして中国側に抗議。