4日 ■W杯競技場の上空飛行禁止
5月末に開幕するW杯の安全対策について話し合う第4回韓日定期協議がソウルで開かれ、テロ対策として試合最中の競技場の上空を飛行禁止とすることで双方が合意した。また、空港や港湾の警備体制強化に向け、韓日がイスラム過激派、フーリガンなどに関する情報交換を密にしていくことを確認した。
5日 ■ハンナラ党4人の争い
野党ハンナラ党の大統領公認候補の立候補届け出が締め切られ、李会昌・前総裁、李富栄、崔秉烈、李祥羲の4氏が立候補した。今後の党員選挙で候補者を絞り込むが、李会昌氏が圧倒的に有利とみられる。97年の大統領選挙では、李会昌氏が金大中氏に惜敗している。
6日 ■元駐韓大使が平壌入り
米国のグレッグ元駐韓米大使が北京経由で平壌入りした。金正日総書記が米国との民間レベル交流を再開したいと意欲を示したことでグレッグ氏の訪朝が実現したもので、同氏は9日まで滞在し、朝米関係改善について協議する。
7日 ■盧武鉉候補がトップに
与党・新千年民主党の大統領公認候補選挙が仁川市に続き慶尚北道浦項市で行われ、盧武鉉候補が得票率59・4%でトップを維持した。2位の李仁済候補は31・9%と振るわなかった。通算では盧武鉉候補が47・6%を確保し、李仁済候補に6・0ポイントの差をつけている。
8日 ■韓日が犯罪人引渡し条約に署名
宋正鎬・法務部長官と韓国を訪れた森山真弓法相が、韓日犯罪人引渡し条約に署名した。両国国会の承認をへて、W杯開幕前の発効をめざす。同条約は、政治犯を除き、「死刑または無期、1年以上の拘禁刑に当たる罪を犯した犯罪者」を相手国からの請求があれば引き渡す義務を課している。署名後、韓日法相は、国際犯罪に連携して対処していくことに合意した。
9日 ■韓米日が対北政策協議
韓国、米国、日本の3カ国は、対北朝鮮政策を協議するため東京で当局者会議を開き、林東源特使の訪朝で変化をみせている北朝鮮情勢について情報交換と意見調整を行った。韓国からは李泰植・外務次官補が出席。
10日 ■金大統領が過労で入院
青瓦台(大統領府)スポークスマンは、金大中大統領が過労と胃腸障害のため入院したと発表した。金大統領は先月末に左太ももを痛め、周囲が休養をとるように勧めていたが、車いすで公務を続けていた。医師団によると、入院は2、3日になるもよう。