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2002/03/22

<週間ダイジェスト>3月14日~3月19日

14日 ■北朝鮮25人、中国で亡命要求

 北朝鮮から脱出してきた男女25人が、亡命を求めて中国のスペイン大使館に駆け込んだ。亡命を希望しているのは、農民、元警察官、工場労働者らの6家族と個人3人。一行はフィリピンを経由して18日、韓国に亡命した。

15日 ■韓米鉄鋼協議、物別れに

 産業資源部によると、米国の鉄鋼製品に対するセーフガード(緊急輸入制限措置)発動をめぐる韓米鉄鋼交渉がワシントンで開かれ、韓国側はセーフガードの撤回または緩和を求めたが、米国は譲らず、平行線に終わった。このため韓国は、米に対しWTO(世界貿易機関)に提訴すると警告した。

16日 ■朝日が非公式接触

 北朝鮮と日本の外交当局者が北京で非公式に接触した。日本側は、よど号事件メンバーの元妻が欧州で元女子大生を拉致したとの証言をもとに、北朝鮮に消息の確認などを要請したもようだ。朝日国交正常化交渉は2000年10月以降途絶えており、交渉再開のめどはたっていない。

17日 ■李仁済氏、トップに

 与党・民主党の大統領候補を選出する党内選挙の第4回目が大田市で行われ、李仁済顧問が約70%の得票で1位となった。通算の得票率でも、盧武鉉顧問(27・4%)を抜いて李顧問(39・4%)がトップに躍り出た。これによって候補者選びは李顧問と盧顧問の2強対決となるもようだ。

18日 ■全羅北道知事を聴取

 大検察庁は、民主党の大統領候補を決める党内選挙に立候補を表明し、途中で出馬をとりやめた柳鍾根・全羅北道知事を収賄の容疑で事情聴取した。国際自動車レースの誘致にからみ、企業から4億ウオンを不正に受け取った疑い。検察は近く逮捕状を請求する構えだ。

19日 ■韓和甲・顧問も辞退

 大統領選挙の党公認候補を決める党内選挙に立候補している与党・民主党の韓和甲・常任顧問が、候補を辞退すると表明。これで党内選挙は4人の争いとなるが、事実上は李仁済顧問と盧武鉉顧問の一騎打ちとなりそうだ。韓顧問は党代表選挙に出馬するもよう。