28日 ■米朝対話を呼びかけ
金大中大統領は、米ロサンゼルス・タイムズとのインタビューで、「米朝対話の再開が最善の道だ。南北だけの対話では事態は進展しない」と述べ、北に米朝対話に応じるよう呼びかけた。また、ブッシュ大統領の「悪の枢軸」発言について「こういう表現を使うとは思わなかった」と困惑を示した。
1日 ■各地で3・1節式典
植民地時代1919年3月1日に起きた抗日独立運動を記念する行事が各地で行われた。独立運動の発祥地ソウルのタプコル(旧パゴダ)公園では、当時の独立宣言文が読み上げられた。例年は「反日」一色になるが、今年はW杯共催があり、反日色は薄かった。
2日 ■金永南氏、タイ国王と会見
朝鮮中央放送は、金永南・最高人民会議常任委員長がタイのプミポン国王を表敬訪問したと報道した。同国王は、「国際的見地から南北統一は極めて重要だ」と指摘し、「今後、両国が密接に協力していくことを期待する」と述べた。
3日 ■米国防長官の訪韓延期
米国防省は、3月下旬に韓国と日本を訪れる予定だったラムズフェルト米国防長官の日程を延期すると発表した。アフガニスタン東部で起きた米軍とアルカイダとの大規模戦闘で米兵9人が戦死するなど、戦況が急変したための措置とみられる。訪韓日程はいまのところ未定。
4日 ■北朝鮮に1000万㌦供与
マレーシアを訪れている北朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長は、マハティール首相と会談し、1000万㌦相当の信用供与を含む経済援助を受けることに合意した。マレーシアの北朝鮮に対する信用供与は、2000年12月に次いで2度目。
5日 ■初のCSデジタル放送開始
韓国初のCS(通信衛星)デジタル放送が5日、金大中大統領を迎えて開局式を行い、本放送をスタートした。番組は音楽、映画など専門チャンネル144で構成。初めて日本語放送の「NHKワールド・プレミア」も流す。CSデジタル放送の開始で韓国は多チャンネル時代に突入した。
6日 ■ハイニックスが黒字転換
ハイニックス半導体の朴宗燮社長は、決算報告で1―2月の営業損益が1100億ウオンの黒字を記録したと発表した。2001年度決算は売上高が前年比55%減の3兆9840億ウオンで、純損益は5兆740億ウオンの赤字。