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2002/03/01

<週間ダイジェスト>2月21日~2月27日

21日 ■北に食糧10万㌧支援

 統一部は、国連の世界食糧計画(WFP)を通じて北朝鮮にトウモロコシ10万㌧を支援すると明らかにした。停滞している南北対話の再開を北に促すのがねらい。

22日 ■北から20人が亡命

 国家情報院の発表によると、北朝鮮の住民20人が第3国を経由して韓国に亡命した。亡命してきたのは工場や農場で働いていた労働者や教員で、97年から昨年にかけて北朝鮮を脱出したという。

23日 ■与党7人が大統領選名乗り

 与党・新千年民主党(民主党)の大統領選挙公認候補の届け出が締め切られ、7人が立候補した。民主党の公認候補選は、李仁済、金重権、金槿泰、鄭東泳、韓和甲、盧武鉉の各顧問および柳鍾根・全羅北道知事の争いとなる。

24日 ■国会正常化に合意

 与野党は総務会議を開き、統一・外交問題で空転している国会を正常化し、代表質問を再開することに合意した。また、中央選挙管理委員の選出問題で聴聞会を開くことで一致した。

25日 ■北朝鮮軍が冬季演習拡大

 聯合ニュースは、北朝鮮軍が冬季演習に機械化部隊を参加させるなど規模を拡大していると報じた。米ブッシュ大統領の「悪の枢軸国」発言を受け、北は軍の結束を固めている。演習は3月末まで。

26日 ■金大統領設立財団の前理事逮捕 

 ベンチャー企業による政官界ロビー疑惑で特別検事チームは、金大中大統領が設立したアジア太平洋平和財団の李守東・前常任理事(69)をあっせん収賄罪で逮捕した。李前常任理事は30年以上にわたり金大統領の政治活動を支えてきた側近。

27日 ■南北交流行事中止に

 今年最初の南北交流行事として、北朝鮮で行われる予定だった「ソルナル(旧正月)の集い」が中止になった。韓国政府が参加者の訪朝を認めなかったためで、北朝鮮は、「米国と南朝鮮の策謀」と非難している。「集い」は27日から1日まで金剛山で開かれる予定だった。