31日 ■フーリガン対策で欧州が協力
フランス東部のストラスブールで開かれたサッカー・ワールドカップの治安問題担当者会議で、フーリガン(暴徒化したファン)対策で欧州各国が積極的に協力することを確約する声明を採択した。声明では、フーリガンの個人情報を韓日当局に提供することやフーリガンの出国禁止を検討することの必要性が指摘されている。
1日 ■民国党が新党結成構想
民国党の金潤煥代表は、与党・新千年民主党、自民連の3党合同による新党結成構想を明らかにした。大統領選で優位に立つ最大野党ハンナラ党の李会昌総裁に対抗できる統一候補を擁立するのが最大のの狙いとみられる。金代表は盧泰愚政権時に与党内で少数派だった金泳三氏を大統領候補に推したキングメーカーとして知られる。
2日 ■韓日関係「良好でない47%」
日本の内閣府が発表した世論調査によると、今年サッカー・ワールドカップを共催する韓日関係について「良好だと思わない」が47・2%で「良好だと思う」の42・0%を上回った。小泉純一郎首相の靖国神社参拝や教科書問題などをめぐる対立が国民意識に影を落とした格好となった。
3日 ■金総書記が連日の部隊視察
朝鮮中央放送によると、北朝鮮の金正日総書記が人民軍第179部隊と第779部隊を視察するなど、連日にわたり部隊視察に精力的に動いている。北朝鮮ははブッシュ米大統領が一般教書演説で北朝鮮を「悪の枢軸」の一角としたのに反発しており、今回の視察はこうした情勢に合わせ軍人の思想教育を強化するねらいがあるとみられる。
4日 ■韓外相を更迭
金大中大統領は韓昇洙・外交通商部長官を更迭し、後任に崔成泓・外国通商部次官(63)を任命した。金大統領は1月末に内閣改造に踏み切ったばかりで、韓氏だけ交代が遅れた。韓氏は米国通じで知られるだけに、北朝鮮政策で強硬姿勢を示す米国に不満を示したとの見方もでている。
5日 ■金総書記の訪韓可能性否定
中国政府は内部資料で今年の韓半島情勢に関連し、北朝鮮の金正日総書記の韓国は多元化した民主社会であり歓迎のための群集動員は困難であるうえデモが起こる恐れもあるなどの理由から「可能性はない」と断言している。
6日 ■与党候補決定は4月27日
韓国の与党・新千年民主党は、12月の大統領選挙にむけた党候補選出選挙を4月27日ソウルで開く全党大会で決定することを決めた。李仁済常任顧問など7人前後が出馬する見通し。公募で集めた一般市民3万5000人を含む約7万人が投票する。