24日 ■犯罪人引き渡しで韓日合意
韓日両政府は犯罪人引き渡し条約に関する交渉で基本合意に達したと発表した。引き渡しの対象となるのは、韓日両国の法令上、懲役・禁固1年以上の処罰を受ける罪を犯した者。要人に危害を加えるなどした犯罪者も引き渡し対象に含まれるという。今後、法務当局の審査などの手続きを進め、正式に締結する。
25日 ■韓日、米大統領の歴訪に期待
北朝鮮政策を話し合う協議する韓国、日本、米国による高官協議「監督・調整グループ」の会合がソウルで開かれ、2月に予定されるブッシュ米大統領の韓国、日本、中国歴訪が韓半島および周辺の情勢安定につながる重要な契機になるとの認識で一致した。
26日 ■査察巡り北とIAEA協議
北朝鮮の寧辺にある核施設を訪問した国際原子力機関(IAEA)査察チームが、包括的な核査察をめぐり北朝鮮側と現場で協議していたことが明らかになった。北朝鮮側は査察拒否の立場を続けているが、IAEAは両者の話し合いは建設的だったとして、北朝鮮がIAEAに復帰し、包括的な査察を受け入れる可能性もあることを示唆した。
27日 ■北朝鮮人口1・9%増加
連合ニュースは、世界食糧計画(WFP)の活動報告書を引用し、北朝鮮の昨年末の人口が1999年末に比べ1・9%増の2230万人と推定されると伝えた。
28日 ■宇宙開発事業で韓日協力
日本の宇宙開発事業団が建設中の国際宇宙ステーション(ISS)の利用について韓国航空宇宙研究所と強力関係を進めていくことで、両機関が合意文書を交わした。5月までに両機関でISSの日本実験棟「きぼう」を使った韓国人宇宙飛行士候補者の訓練や科学実験などの可能性を検討、制式な協力協定を結ぶ。
29日 ■南北離散家族相互訪問を提案
韓国赤十字社は板門店を通じて北朝鮮の朝鮮赤十字会の張在彦委員長に書簡を送り、中断状態にある第4回南北離散家族相互訪問を旧正月(2月12日)に合わせて実施するよう提案した。書簡は「離散家族問題は人道問題であり、これ以上引き延ばすことはできない」と指摘、「双方の赤十字会談連絡官事務所を通じて協議する」と呼びかけている。
30日 ■金大統領夫人のおい逮捕
ベンチャー企業家による政官界への一連のロビー疑惑事件を捜査中である韓国の特別検察班は、金大中大統領の夫人のおいで元預金保険公社専務の李亨澤容疑者(59)を特別犯罪加重処罰法違反(あっせん収賄罪)の疑いで逮捕した。李容疑者は株価操作で250億ウォン以上の不当利益を得たとされるG&Gグループ会長、李容湖被告の犯行にかかわった疑い。疑惑が現職大統領の親族に及んだことで、野党は政権攻撃を一層強めている。