ここから本文です

2003/11/07

<週間ダイジェスト>10月30日~11月5日

5日 ■韓日がビザ免除合意

 韓日両国は、ソウルで領事当局間協議を開き、日本を訪れる韓国の修学旅行生のビザ(査証)を来年3月をめどに免除することに合意した。これによって修学旅行生はビザなしで30日間日本に滞在できる。

4日 ■軽水炉事業を中断へ

 韓半島エネルギー開発機構(KEDO)は、ニューヨークで韓米日などが参加し理事会を開き、北朝鮮で推進中の軽水炉建設事業の中断を決定した。近く、カートマン事務局長が訪朝し、事情を説明する。

3日 ■ソウルで韓日安保会議

 韓日両政府は、ソウルで外交・防衛当局者による第5回韓日安保会議を開いた。両国の代表は、北朝鮮の核問題について意見を交換し、次の6カ国協議に向け両国が協力していくことを改めて確認した。

2日 ■大統領選挙資金疑惑を徹底解明

 盧武鉉大統領は、財閥企業がかかわった大統領選挙資金疑惑に関し、「検察は徹底的に捜査し、政治資金の全貌を国民に明らかにしなければならない」と述べ、疑惑の解明を指示した。

1日 ■中国は北との関係断て

 訪米中の黄・元朝鮮労働党書記は、米議会で講演し、「北朝鮮に絶大な影響を持つ中国は、北朝鮮との関係を絶つべきだ」と述べた。黄氏は、中国が食料やエネルギーを援助し、金正日体制の存続を助けていると指摘した。

31日 ■済州島4・3事件を謝罪

 盧武鉉大統領は、48年に済州島で島民が軍と警察に虐殺された「済州島4・3事件」について、「過去の国家権力の過ちだった」と述べ、政府として初めて犠牲者や遺族に謝罪した。

30日 ■6者協議を継続

 北朝鮮を訪れた中国の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長は、金正日総書記と会談し、北朝鮮の核問題について、対話を通じた平和的解決を指示し6者協議を継続することで原則合意した。