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2003/07/18

<週間ダイジェスト>7月10日~7月16日

10日 ■米兵の遺骨返還交渉再開

 北朝鮮と米国は、韓国戦争時に行方不明となった米兵の遺骨返還に関する交渉をバンコクで再開した。同交渉は昨年10月以来途絶えていた。韓国戦争では8000人以上の米兵が行方不明となっている。

11日 ■北が核再処理開始

 米NBCテレビは、北朝鮮が使用済み核燃料棒の再処理を開始し、プルトニウムを生産している確証を米政府がつかんだと報じた。米政府は、再処理によって発生する放射性ガスを検出したという。

12日 ■平和的に核問題解決

 ソウルの新羅ホテルで開かれていた第11回南北閣僚級会談は、北朝鮮の核問題について「適切な対話を通じて平和的に解決する」とした共同報道文を採択して閉幕した。

13日 ■選挙資金疑惑が浮上

 民主党の鄭大哲代表が、昨年末の大統領選挙時に企業から200億ウオンの資金を受け取っていたと発言、政界に波紋が広がっている。鄭代表は、辞任を求める声に対し、拒否する立場を表明、検察の出頭にも応じないと表明。

14日 ■中国特使が訪朝

 胡錦濤・中国国家主席の特使として北朝鮮を訪問した戴秉国・筆頭外務次官は、金正日総書記と会談し、胡主席の親書を手渡した。戴特使は、核問題の解決に向け、北朝鮮が米中朝に韓国と日本を加えた多国間協議に応じるよう求めた。

15日 ■金雲龍氏に辞職勧告

 ハンナラ党は、国際オリンピック委員会の副会長に再選された金雲龍氏が、再選の見返りとして冬季五輪の韓国誘致を妨害したとして、国会に金氏の公職辞職勧告案を提出した。これに対し、金氏は、ハンナラ党の金龍学議員らを名誉毀損で提訴した。

16日 ■金農林部長官が辞意

 10年にもおよぶ工事の末、事業を継続するか中断するかで賛否が分かれていたセマンダム干拓事業が、裁判所の執行停止で、中断されることになった。この責任をとって、金泳鎮・農林部長官が辞意を表明した。