22日 ■元大統領特別顧問を聴取
現代グループによる北朝鮮への不正送金疑惑を捜査中の特別検察チームは、金大中大統領の外交安保統一担当特別補佐官を務め、南北頂上会談を実現させた立て役者の李東源氏を召喚し事情聴取した。検察は南北首脳会談の前日に北朝鮮に2億㌦が送金された問題で李氏を追求した。
23日 ■北朝鮮に核開発断念要求
パリで開かれた主要8カ国(G8)外相会合は、北朝鮮の核開発と拉致問題を議長声明に盛り込み閉幕した。声明は、「北朝鮮の核開発は国際社会の平和と安定に対する脅威」としたうえで、「完全で検証可能な核兵器計画の廃棄」を求めた。
24日 ■前金融監督委員長を逮捕
北朝鮮への不正送金事件を担当している特別検察チームは、李瑾栄・前金融監督委員長を背任罪で逮捕した。李前金監委長は、産業銀行の総裁だった2000年6月に不正融資と知りながら現代商船に4000億ウオンを融資した疑いがもたれている。
25日 ■金総書記が軍視察
朝鮮中央通信は、金正日総書記が人民軍第1973部隊を「現地指導」したと報じた。金総書記は兵士の訓練を参観し、「すべての兵士が敵の侵攻を撃退できる勇士に育っている」と激励した。金総書記は4月以降、23回の現地指導を行ったが、このうち18回が軍の視察となっている。
26日 ■韓日外相が電話会談
尹永寛・外交通商部長官は、川口順子外相と電話で会談し、韓米首脳会談の結果と盧武鉉大統領の訪日について協議した。尹外相は、「北朝鮮の核問題は、韓米日の連携が重要であり、平和的解決に向けたさらなる努力が必要だ」と述べた。
27日 ■北の問題、対話解決で一致
ロシアを訪問した中国の胡錦濤国家主席とプーチン・ロシア大統領が会談、北朝鮮の核問題解決に関し「武力による圧力、武力行使のシナリオは受け入れられない」との声明を発表した。韓米日が「強硬措置もありえる」との立場を示したことに反対したもの。
28日 ■離散家族のリスト交換
南北赤十字は、6月19日に金剛山で予定している離散家族の再会に向けて、それぞれ200人ずつのリストを交換した。生死や現住所などの確認作業を終え、来月12日までに相手側に通知する。