15日 ■崔建交部長官が辞意
崔・建設交通部長官が、貨物連帯のストによって物流に大混乱が起き、経済に大きな打撃を与えた責任をとり辞意を表明した。これに対して青瓦台(大統領府)の文喜相・大統領秘書室長は、「ストの解決と輸送手段の確保に精一杯努力してきた。今後も責任感をもってがんばってほしい」と慰留した。
16日 ■金大中・前大統領が退院
延世大学セブランス病院に緊急入院し心臓病の手術を受けた金大中・前大統領が、経過が良好で退院した。金元大統領は、退院に際し、「心配してくれた国民と真心込めて治療してくれた医療陣に感謝する」との談話を発表した。
17日 ■盧武鉉大統領が帰国
米国を訪問していた盧武鉉大統領が7日間の日程を終え帰国した。ソウル空港で帰国会見した盧大統領は、「韓米両国は北朝鮮が改革と開放に向かうよう国際社会と協調して努力していくことで一致した。北への人道的支援は政治と切り離し持続していく」と述べた。
18日 ■光州事件から23年
多くの犠牲者を出した光州民主化闘争(光州事件)23周年を記念する式典が光州市望月洞の国立墓地で行われた。式典には盧武鉉大統領も出席したが、韓国大学総学生会連合(韓総連)のデモ隊が押しかけ、大統領に「対米屈辱外交」に対する謝罪と釈明を要求、式典は混乱した。
19日 ■鄭夢憲会長を召喚
北朝鮮への秘密資金送金疑惑を捜査中の特別検事チームは、鄭夢憲・現代会長を召喚し、青瓦台(大統領府)との密約内容や北に5億㌦(推定)を送金した詳しい経緯などについて事情聴取した。
20日 ■次官補を日本に派遣
外交通商部は、今月14日に行われた韓米首脳会談の結果報告と北朝鮮の核問題に対する後続対策を協議するため、李秀赫次官補を日本に派遣した。李次官補は中国も訪問し、対北朝鮮対策を協議する。
21日 ■南北経協委でミゾ深まる
平壌で開かれている南北経済協力推進委員会の第5回会議は、北朝鮮側が「(韓国)が対決の方向に進むなら、南は計り知れない災難を受けることになる」と発言し協議が中断、膠着状態となり、双方のミゾが深まった。