17日 ■北朝鮮がコメと食糧の支援要請
大韓赤十字社によると、北朝鮮赤十字の張在彦委員長が電話でコメと肥料の支援を要請してきた。張委員長は、「南北はひとつの民族であり、同胞愛と助け合いの精神によって南北関係はさらに活性化するだろう」と述べた。
18日 ■多国間協議を受け入れ
北朝鮮のスポークスマンは、「核開発と関連した本質的な問題が朝米双方で協議される。米国が対北朝鮮政策を大胆に転換する用意があれば、対話の形式にはこだわらない」と述べ、多国間協議を受け入れる意思を表明した。
19日 ■北が南北会談呼びかけ
丁世鉉・統一部長官は、北朝鮮の金リョンソン・南北閣僚級会談北側団長が電話通知文によって、「第10回会談を27日から29日まで平壌で開催したい」と打診してきたと明らかにした。政府は北側の提案を受け、今週中にも板門店を通じて北側と実務協議を行い、日程と議題を詰める方針だ。
20日 ■北朝鮮の漁船拿捕
オーストラリア警察は、ヘロインの密輸容疑で北朝鮮の漁船「ポン・ス号」を拿捕し、乗組員30人を拘束した。同警察によると、ヴィクトリア州で同船が運んだヘロイン50㌔を押収し、所持していたマレーシア人とシンガポール人を逮捕したという。
21日 ■金総書記の側近が訪中
金正日総書記の側近として知られる趙明録・国防委員会第1副委員長が北京を訪問、中国の郭伯雄・中央軍事委員会副主席、曹剛川・国防相らと会談した。趙副委員長の訪中は、中国側の招待によるものとされているが、23日に開かれる三者協議の事前調整がねらいとみられる。
22日 ■北が戦闘機の飛行訓練再開
韓国国防部によると、北朝鮮空軍が戦闘機の長距離飛行訓練に入った。ミグ21およびミグ23の10機が数百㌔の距離を1時間半ほど飛行し、防空態勢を敷いているという。北朝鮮は燃料不足から過去数年間、同訓練を中止していた。
23日 ■北京で3者協議開始
北朝鮮の核問題を話し合う北朝鮮、米国、中国の3者協議が北京の釣魚台国賓館でスタートした。北朝鮮の李根・外務省米州副局長、米のケリー国務次官補、中国の傳宝・外務省アジア局長が出席。