10日 ■国連人権委に北の非難決議案提出
欧州連合(EU)は、ジュネーブで開かれた国連人権委員会に、北朝鮮の人権状況を非難する決議案を提出した。EUは、北朝鮮では服役囚の拷問や強制労働が行われ、女性の基本的自由が侵害されていると指摘。
11日■駐米大使に韓昇洲・元外相起用
政府は、駐米韓国大使に韓昇洲・高麗大学教授(元外交通商部長官)を任命した。米国の政界に広い人脈を持つ韓氏の起用で、在韓米軍の不祥事などでぎくしゃくした韓米関係の修復や朝米関係の調停を図る。
12日 ■イラクに先遣隊20人
国防部は、米側の要請を受け、イラクへの派兵を前倒しして実施する。3回に分けて工兵および医療支援団673人を派兵し、第1陣として今月17日に先遣隊20人を現地に送る。国防部によると、第2陣は300人規模で、今月30日に、残りは5月14日に派遣する。
13日 ■臨時政府樹立記念式に出席
盧武鉉大統領は、ソウル竜山区の孝昌公園で開かれた上海臨時政府樹立84周年記念式典に参加し、「韓国の憲政史は臨時政府から始まった」と述べた。現職の大統領が同記念式に参加したのは初めて。
14日 ■金日成主席生誕記念し報告会
朝鮮中央放送によると、15日の故金日成主席の誕生日を前に平壌で生誕記念報告大会が開かれた。金永南・最高人民会議常任委員長をはじめ、党幹部が出席し、米国を非難する演説を行った。金正日総書記は姿を見せなかった。
15日 ■米朝中3国協議開催へ
米国は、北朝鮮の核問題を解決するため、北朝鮮、中国との3カ国高官協議を23日北京で開催すると明らかにした。韓国の参加は北朝鮮の反対で見送られた。朝米高官の接触は昨年10月のケリー国務次官補の平壌訪問以来となる。
16日 ■北朝鮮非難決議に不参加
政府は、ジュネーブで開かれた国連人権委員会第59回総会で票決された北朝鮮非難決議への参加を見送った。尹永寛・外交通商部長官は、「イラク戦争で北が疑心暗鬼になっているときに北を刺激するの好ましくない」と述べた。