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2003/04/04

<週間ダイジェスト>3月27日~4月2日

27日 ■国連大使がイラク非難

 宣・国連大使は、イラク問題を協議するため開かれた国連安保理会議で発言し、「イラクはこの12年間で17回も安保理決議の履行を拒否しており、今回の戦争はすべてイラクに原因がある」と指摘、全面的に米を支援すると表明した。

28日 ■北問題解決に大胆な策を

 米国を訪問中の尹永寛・外交通商部長官は、パウエル国務長官と会談、北の核開発問題に関し、「70年代に米中関係改善のためニクソン政権がキッシンジャー補佐官を北京に派遣したような大胆な行動をとってほしい」と要請した。

29日 ■韓日防衛首脳が会談

 チョウ永吉・国防部長官は、韓国を訪れた石破茂・防衛庁長官と会談し、「北の核問題は多国間協議と韓日間の緊密な協力で平和的に解決していく方針だ」と述べた。石破長官は、情報収集衛星を打ち上げ、自前で北朝鮮を監視する体制が整ったことを説明した。

30日 ■対北朝鮮、平和的解決で一致

 尹永寛・外交通商部長官は、米国訪問の帰途、日本に立ち寄り、盧武鉉政権発足後初の韓日外相会談に臨んだ。尹長官は、北の核開発問題について、「対話による平和的解決をめざし、両国が緊密に連携し北に働きかけていくことが重要」と強調した。川口順子外相は、盧政権の「平和繁栄政策」を全面的に支持すると表明した。

31日 ■韓日議員が討論会

 韓日の国会議員40人が東京で討論会を開き、北東アジアの平和構築に向け意見を交換した。ハンナラ党の李富栄議員らは、朝日国交正常化交渉の再開を促したが、鳩山由紀夫・民主党前代表らが拉致問題の解決が前提との立場を主張し、双方の意見はまとまらなかった。

1日 ■鄭夢憲会長が訪朝

 現代峨山は、鄭夢憲会長と金潤圭社長が2日から3日まで北朝鮮を訪問し、朝鮮太平洋平和委員会の関係者らと開城工団の着工式の日程を詰めると発表した。

2日 ■大統領補佐官が中国訪問

 羅鍾一・大統領国家保安補佐官が中国を訪れ、北朝鮮の核問題と北東アジア情勢について意見を交換した。北の核問題を多国間で解決するための根回しが目的。