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2003/03/21

<週間ダイジェスト>3月13日~3月19日

13日 ■韓米首脳が電話会談

 盧武鉉大統領は、ブッシュ米大統領と電話で会談し、北朝鮮の核問題について協議した。両首脳は、韓米間の緊密な協議を土台に、北の核問題の平和的解決を模索することを改めて確認した。またブッシュ大統領が訪米を招請したのに対し、盧大統領は5月以降に実現したいと答えた。

14日 ■北朝鮮に食糧支援

 金泳鎮・農林部長官は、盧武鉉大統領への業務報告で、食糧不足に悩む北朝鮮に対し、コメ43万2000㌧を支援する方針を明らかにした。政府は95年に15万㌧、2000年に30万㌧、2001年に40万㌧のコメを北に支援している。

15日 ■兵役を2カ月短縮

 国防部は、盧武鉉大統領が公約していた兵役負担の軽減について、今年10月の入隊兵から実施すると発表した。陸軍は服務期間が26カ月から24カ月、海軍は28カ月から26カ月、空軍は30カ月から28カ月にそれぞれ2カ月短縮される。

16日 ■脱北者2人を強制送還

 タス通信によると、ロシアの極東警備隊が、ナホトカ近郊の村に潜んでいた北朝鮮からの脱北者2人を密入国違反で逮捕し、北朝鮮に強制送還した。脱北者は昨年10月、中国を経由してロシアに密入国したという。

  17日 ■北に1920万㌦を人道支援
政府は、国連機関の北朝鮮に対する人道支援事業に1920万㌦を拠出すると発表。内訳は、トウモロコシ10万㌧(1800万㌦)、マラリア防疫(70万㌦)、子どもへの支援(50万㌦)となっている。

  18日 ■北のミサイル実験失敗
国防部は、北朝鮮が2月24日に続いて今月10日に発射した地対鑑ミサイルは、東海(日本海)の目標地点を通過し、命中しなかったと明らかにした。先月のミサイル発射も途中で爆発し失敗に終わっている。

19日 ■イラク戦で緊急指令

 盧武鉉大統領は、米のイラク攻撃の最終期限が20日に迫ったことから、青瓦台(大統領府)首席秘書・補佐官会議を開き、現地の同胞の安全確保と経済的打撃に対する防衛策を早急に講じるよう指示した。