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2003/02/14

<週間ダイジェスト>2月6日~2月12日

6日 ■鄭大哲特使が訪日

 鄭大哲・民主党最高委員が盧武鉉・次期大統領の特使として日本を訪問、福田康夫官房長官と会談し、「対話のチャンネルを通じて北朝鮮に核開発放棄を促してほしい」と要請した。

7日 ■金大統領二男に懲役2年

 ソウル高等裁判所は、企業に便宜を図った見返りに金品を受け取ったとしてあっせん収賄罪に問われている金大中大統領の二男、金弘業被告に対する控訴審で、懲役2年、罰金4億ウオン、追徴金2億6000万ウオンの判決を言い渡した。

8日 ■鄭夢準議員が訪米

 鄭夢準・国民統合21代表が米スタンフォード大学国際問題研究所の客員研究員として招請を受け渡米した。また、大統領選挙で盧武鉉氏に破れ、政界からの引退を表明していた李会昌氏も、同じスタンフォード大学フーバー研究所の客員研究員として招かれ出国した。

9日 ■在韓米軍の縮小検討

 米の時事週刊誌USニュース&ワールドは、2月17日号で、ラムズフェルド国防長官の補佐官が会見し、「在韓米軍地上部隊の縮小を検討しており、南北休戦ラインの防衛は韓国軍に委ね、海空軍を中心に展開する」と述べたと報じた。

10日 ■盧次期大統領、日本の政党代表らと会談

 盧武鉉・次期大統領は、韓国を訪れた山崎拓氏ら与党3党の幹事長、民主党の菅直人代表、社民党の土井たか子党首らとそれぞれ個別に会談し、意見を交換した。

11日 ■南北経済協力会議を開催

 南北経済協力推進委員会の第4回会議がソウルのグランドヒルトンホテルでスタート。韓国側から尹鎮植・財政経済部次官ら5人、北朝鮮側から朴チャンリョン国家計画委員会第1副委員長ら5人が出席、京畿線と東海線の南北鉄道連結や開城工業団地の着工などについて協議した。

12日 ■IAEAが緊急理事会

 国際原子力機関(IAEA)は、北朝鮮の核拡散防止条約からの脱退宣言を協議するため、緊急理事会を召集した。IAEAは、北朝鮮が再三にわたるIAEAの通告を無視していることから、国連安保理に同問題を付託することを決定した。