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2003/01/24

<週間ダイジェスト>1月16日~1月22日

16日 ■盧武鉉・次期大統領、川口外相と会談

 盧武鉉・次期大統領は、韓国を訪れた川口順子外相と会談し、小泉首相の靖国神社参拝に遺憾の意を表明した。しかし、「過去の問題が起きるたびに交流が断絶してはいけない」と語り、未来志向の韓日関係を築いていくことに意欲を示した。

17日 ■米、包括的な協定の用意

 アーミテージ米国務副長官は、朝米問題で記者会見し、「北朝鮮の核開発放棄を前提に、安全保障、経済支援など包括的な協定を結び、不可侵を文書化することも可能だ」と発言した。また、軽水炉に代わる火力発電の提供を検討したいと明らかにした。

18日 ■北の核放棄に期待

 大統領に当選後、初めてKBSテレビ番組に出演した盧武鉉・次期大統領は、北朝鮮の核問題に関して、「北朝鮮は改革開放を望んでおり、核兵器開発計画を放棄するはずだ」と述べた。また南北閣僚級会談に出席するためソウル入りする北の代表団との面談に応じる意向を示した。

19日 ■北朝鮮、「超強硬で対応」

 朝鮮中央通信は、パウエル米国務長官が北朝鮮の核問題を国連安保理に付託すると発言したことについて論評し、「米国が事態を悪化させるなら、われわれは超強硬で対応するしかない」と牽制した。さらに、米国が国際社会を巻き込まず、北朝鮮との直接対話するよう訴えた。

20日 ■金総書記、ロシア特使と会見

 金正日総書記は、プーチン大統領の特使として平壌を訪れたロシュコフ外務次官と会見し、核問題に対するロシアの「包括提案」について協議した。金総書記は、ロシアが示した韓半島の非核化の代償として北朝鮮に安全保障を与えるという提案に強い関心を示し、会見は6時間におよんだ。

21日 ■NGOが脱北者の送還中止要求

 韓日米独仏5カ国の非政府組織(NGO)は、北朝鮮からの中国に脱出した脱北者が中国公安当局に拘束された問題で、拘束されている58人を北朝鮮に送還しないよう訴えた。

22日 ■ソウルで南北閣僚級会談

 9回目となる南北閣僚級会談が24日までの日程でソウルでスタートした。韓国側は北朝鮮の核問題を集中協議するよう要請したが、北側は南北経済協力を優先するよう主張、平行線をたどった。