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2004/11/25

<週間ダイジェスト>11月18日~11月23日

24日 ■北京の韓国大使館、脱北者130人保護

 中国の武大偉・外務次官は記者会見で、北京の韓国大使館に駆け込んで保護されている脱北者が130人に上ることを明らかにした。

23日 ■韓国軍、イラク駐留を1年延長

 韓国政府は、12月末に駐留期限が切れるイラク派遣部隊3600人の駐留期間を、1年延長することを閣議決定した。国会に近く派遣延長同意案を提出し、可決される見通しだ。またアフガニスタンに派遣中の医療・工兵支援団200人の駐留延長も閣議決定した。

22日 ■携帯カンニングで高校生6人逮捕 

 韓国で17日に行われた大学修学能力試験で、携帯電話を使った大規模なカンニング事件が発覚した問題で、警察当局が主犯格の高校生6人を偽計業務妨害で逮捕した。警察当局はカンニングに関与した生徒は140人前後と見ており、今後さらに逮捕者が増える見通しだ。

21日 ■日中が6者協議の早期再開で一致

 日本の小泉純一郎首相と中国の胡錦涛国家主席の会談が、サンティアゴ市内のホテルで行われ、北朝鮮の核開発問題について、小泉首相が「平和的解決が重要だ」と強調。6者協議の早期再開に向けて努力することで意見が一致した。

20日 ■米中、北の核問題は6者協議で解決

 米国のブッシュ大統領と中国の胡錦涛国家主席がチリのサンティアゴで会談。北の核問題について、6者協議による平和解決を目指し、協力を続けることで意見が一致した。両首脳の会談は、昨年10月のバンコクでのAPEC以来。

19日 ■金正日総書記肖像画の撤去報道を否定

 北朝鮮の金正日総書記の肖像画が一部で撤去されたとの報道について、新華社通信は北朝鮮外務省の報道担当副局長による、「まったく根拠がないでっち上げ」と否定した。その後、在日の朝鮮新報が、「金総書記の意向で外国人を招く行事の会場に限って取り外されている」と報道した。

18日 ■韓国政府が自主国防推進計画発表

 韓国政府は在韓米軍の削減や後方移転に備えて、「協力的自主国防」の推進計画を発表した。米国との同盟関係を維持しながら、軍組織の改変に力を入れ、韓国軍の戦力を向上させるのが目的。国防費は国内総生産(GDP)比で今年の2・8%から、2008年までに3・2%まで増やす計画。