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2004/09/17

<週間ダイジェスト>9月9日~9月15日

15日 ■ウリ党議長に選挙違反容疑
 
 ウリ党の李富栄議長が、選挙違反容疑で検察に不拘束起訴され、裁判を受けている。検察によると、李議長は今年4月の総選挙でソウル・江東区の住民に野党候補の家族に関する誹謗中傷を盛り込んだチラシを配布した疑いがもたれている。有罪が確定すれば、ウリ党は大きなダメージを受けるもようだ。

14日 ■6カ国協議、月内開催は困難 

 鄭東泳・統一部長官は、国会での答弁で、「6カ国協議の開催日程はまだ決まらず、月内開催は困難だ」との見方を示した。さらに「10月初旬の開催をめざし努力している」と強調し、北朝鮮にはたらきかけていくと表明した。

13日 ■ロシア上院代表団が訪朝 

 ロシア上院代表団が北朝鮮を訪れ、金正日総書記と会談した。金総書記は、ミロノフ上院議長に、ロシア南部の北オセチアで起きた学校テロ事件に「哀悼の意」を表明し、「国際テロとの戦いは、国際機構を通じ、国際法を守って行うことが重要だ」と述べた。

12日 ■北朝鮮で大規模爆発事故 

 中国の消息筋が、北朝鮮の両江道・金亨稷郡で9日、大規模な爆発事故があったと明らかにした。原因は不明だが、爆発の規模は龍川駅の事故を上回るという。金亨稷郡は鴨緑江を挟んで中国の吉林省・集安市と接しており、ここの山岳地帯にはミサイル基地がある。

11日 ■金泳三元大統領の二男逮捕 

 金泳三元大統領の二男、金賢哲容疑者が政治資金法違反で逮捕された。金容疑者は、ハンソル・アイグローブの趙東晩元会長から第17代総選挙にからんで不法政治資金20億ウオンを受け取った疑いが持たれている。同容疑者は逮捕直前に自殺を図ったが、命に別状はないという。

10日 ■英外務政務次官が訪朝 

 英国のラメル外務政務次官が4日間の日程で北朝鮮を訪問した。ラメル外務政務次官は、これまで訪朝した英国政府高官のなかで最高位で、白南淳外相ら政府要人と会談し、核開発の放棄と人権問題の改善を要請した。

9日 ■元老が盧武鉉政権を批判 

 姜英勲・元国務総理、金守漢・元国会議長ら元老約350人がソウルプレスセンターに集結し、「自由と民主主義擁護のための時局宣言文」を発表、現政権を強く批判した。元老らは、「代議員政治と市場経済を基盤とする自由民主主義国家が、運動圏出身の386世代によって親北・左傾・反米に傾いている」と指摘、首都移転、親日清算、国家保安法廃止、言論改革などの政策を中断するよう要求した。