1日 ■脱北者29人が駆け込み
北朝鮮から脱出してきたとみられる29人が保護を求めて北京の日本人学校に駆け込んだ。全員が韓国行きを希望しているという。駆け込んだのは成人男性11人と女性15人、子供3人の3グループ。韓国政府は、全賈員を受け入れる用意があると表明している。
31日 ■南北経協委の開催中止
ソウルで31日から開かれる予定だった第10回南北経済協力推進委員会が、北朝鮮が日程協議に応じず、中止となった。北朝鮮は今月3日に予定されていた南北閣僚級会談も一方的にキャンセルしている。北側のこのような措置は、韓国が脱北者を大量に受け入れたことや、先週始まった韓米合同軍事演習への反発と受け止められている。
30日 ■高英姫夫人が死去
聯合ニュースは、金正日総書記の高英姫夫人が今月13日、心臓疾患で死去したと伝えた。金総書記の私生活を公開しない慣例から、北朝鮮は公式発表を避け、すでに葬儀を済ませたという。高夫人は金総書記の後継者といわれている二男・正哲氏と三男・正雲氏の母親。
29日 ■駐ベトナム大使を召還
北京の消息筋によると、北朝鮮は、ベトナムが先月、脱北者468人の韓国入りを支援したことに抗議して、同国大使を本国に召還した。さらに、ベトナムが公式謝罪し、再発予防措置をとらない場合は、すべての北朝鮮公館の職員を退去させるという。
28日 ■盧大統領の「過去究明」評価
北朝鮮の朝鮮中央通信は、盧武鉉大統領は光復節の演説で、「植民地時代の親日行為や歴代政権の人権侵害を究明する」と述べたことについて、「人民の志向と念願の産物」と評価した。
27日 ■賈慶林主席と会談
盧武鉉大統領は、訪韓中の賈慶林・中国全国政治協商会議主席と会談し、「中国が高句麗史を歪曲しているのは実に遺憾だ」と述べた。これに対し賈主席は、「胡錦涛・国家主席も、高句麗問題で両国の関係を悪化させてはいけないと言明しており、中国政府は誠実に問題解決のために努力する」と述べた。
26日 ■日本が黄ジャンヨプ氏を招請
日本の国会は、日本訪問の招請状を黄ジャンヨプ・元北朝鮮労働党秘書に送付した。黄氏は9月15-17日まで日本を訪問し、衆議院外交委員会で北朝鮮の人権弾圧の実態などについて証言するよう要請されている。