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2004/07/16

<週間ダイジェスト>7月8日~7月14日

14日 ■北朝鮮警備艇が領海侵犯 

 国防部によると、北朝鮮警備艇1隻が午後4時47分ごろ、韓国西海(黄海)の北方境界線(NLL)を越えて韓国側に侵入、韓国海軍艦艇が2発の警告射撃を行ったため、14分後に北朝鮮側に退却した。南北軍当局が偶発的な武力衝突防止に向け、先月15日から西海海上でホットラインを稼働して以来、北朝鮮警備艇がNLLを侵犯したのは初めて。

13日 ■初の陸路でコメ支援 

 統一部は、北朝鮮に支援するコメ40万㌧のうち10万㌧を南北の連結道路を通じて陸路で輸送することで北朝鮮側と合意したと発表した。今月中にも陸路輸送で開城に5万㌧、高城に5万㌧のコメが送られる。陸路によるコメ輸送は今回が初めて。

12日 ■朝中が軍事協力の強化確認 

 北朝鮮の金イッチョル・人民武力相が北朝鮮を訪問、曹剛川・中国国防相と会談した。金人民武力相が、「両国の軍事交流と協力をさらに強化したい」と述べたのに対し、曹国防相も、両国の「軍事協力は東アジアの安定に重要だ」と応じた。

11日 ■南北離散家族が再会 

 第10回南北離散家族再会事業が金剛山でスタート。韓国側訪問団471人がバスで軍事境界線(MDL)を越えて金剛山入りし、午後4時に北朝鮮の家族と再会した。文在寅・青瓦台(大統領府)市民社会首席が北朝鮮に住む母の姜ハンオク(77)さんと再会した。 韓国側訪問団は13日午後に帰還する予定。

10日 ■北の人民保安相解任

 北朝鮮は、治安を担当する崔龍洙・人民保安相を突然解任した。在任期間1年での解任は異例。理由は明らかになっていないが、4月に起きた龍川駅爆発事故の責任をとらされたもようだ。後任には朱祥誠・朝鮮人民軍大将が就任した。

9日 ■ライス米補佐官が訪韓

 米国のライス安保補佐官が、ブッシュ大統領の特使として韓国を訪問。盧武鉉大統領を表敬訪問し、ブッシュ大統領の親書を伝達した。ブッシュ大統領は親書で、韓米同盟の重要性を強調し、人質殺害事件にもかかわらず、韓国政府がイラクへの追加派兵を行うことに謝意を表した。

8日 ■北で金日成主席追慕大会

 北朝鮮は、金日成主席死去10周年にあたり、中央追慕大会を開いた。金正日総書記をはじめ、政府、労働党、軍の幹部らが出席した。主席の追慕大会が開かれたのは、死去5周年の99年以来。