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2005/07/08

<週間ダイジェスト>6月30日~7月6日

6日■ ライス国務長官が訪韓へ 

 外交通商部は、ライス米国務長官が12日から二日間の日程で韓国を訪問すると明らかにした。ライス長官は、盧武鉉大統領を表敬訪問するほか、潘基文・外交通商部長官と韓米外相会談を行う。外交通商部は、「6カ国協議再開に向けた関係各国の努力が続くなか行われるライス長官の訪韓は、非常に重要な意味を持つ。北朝鮮の核問題の実質的な進展に向け、韓米間で深い話し合いが行われるだろう」とのコメントを発表した。

 5日■ 石炭開発めぐり南北が協議 

 北朝鮮に埋蔵されている石炭の共同開発を進めるための南北協議が2日間の日程で開城で行われた。韓国側から大韓石炭公社の金チファ社長と同社幹部、石炭専門家が参加し、北朝鮮からは内閣電気石炭工業省と民族経済協力連合会の関係者が対応に当たった。北朝鮮には140億㌧もの豊富な石炭資源が埋蔵されているが、技術と設備不足で開発が進んでいない。今回の協議では、モデル事業を行う炭鉱の選定や技術支援、投入する設備について幅広く意見を交換した。

 4日■ 6カ国協議から日本排除 

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の内閣機関紙「民主朝鮮」は、「朝鮮半島の核問題は日本のような軽薄な国が扱う性格の問題ではない」と指摘し、「日本をあえて6カ国協議の枠組みに参加させる必要があるのかという意見が提起されているのは当然だ」と論評、6カ国協議から日本を排除するよう訴えた。

 3日■ 駐韓中国大使に北朝鮮核担当大使 

 中国政府は、次期駐韓中国大使に寧賦魁・外交部北朝鮮核担当大使を内定した。8月に交代する予定。現在の李濱・駐韓大使は北京に戻り、北朝鮮核担当大使に就任する。92年8月の韓中修好以来、韓国側は中国大使に次官級を起用してきたが、中国側は副局長クラスを駐韓大使に当てており、寧賦魁大使も副局長クラスだ。このため、外交通商部は、中国が韓国を軽くみていると不満を募らせている。

 2日■ ライス国務長官らと会談 

 米国を訪れている鄭東泳・統一部長官は、ワシントンでチェイニー副大統領、ライス国務長官と相次いで会談し、先ごろ北朝鮮を訪問した際の金正日総書記との会談内容を伝えると共に、6カ国協議の再開問題について協議した。チェイニー副大統領は、「核問題は、平和的、外交的手段で解決したい」と強調、ライス国務長官は、「米韓が緊密に連携し、核問題の解決に向け努力していきましょう」と協力を求めた。

 1日■ 青瓦台も完全週休2日に 

 金晩洙・青瓦台(大統領府)報道官は、今月から政府機関の週休2日制施行に伴い、青瓦台も記者室と24時間稼働の国政状況室など一部を除き、完全週休2日制に移行すると発表した。これを受け、盧武鉉大統領も週末の公式日程を最少化する方針だ。

 30日■ 国防部長官の解任決議案否決 

 野党ハンナラ党が提出した尹光雄・国防部長官の解任決議案が国会本会議で採決され、与野党議員293人が無記名投票、賛成131、反対158、無効4で否決された。民主党と自民連がハンナラ党とともに賛成票を投じたが、与党ウリ党と民主労働党が反対に回り、27票差で留任が決まった。尹長官は軍兵舎での銃乱射事件の責任をとって辞表を提出したが、盧武鉉大統領は受け取りを拒否した。