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2005/06/17

<週間ダイジェスト>6月9日~6月15日

■15日 光復60周年行事に北の代表団招請 

 平壌で開催中の「6・.15統一大祝典」に出席した鄭東泳・統一部長官は、人民文化宮殿で開かれた南北代表団の交流行事で、「ソウルで開かれる光復60周年記念行事に北朝鮮の代表団と同胞を招待したい」と提案した。

■14日 金宇中・元大宇会長が帰国 

 粉飾会計や巨額の資金海外持ち出しなどの容疑がかけられ、海外で逃亡生活を続けていた金宇中・大宇グループ元会長が5年ぶりに帰国した。検察は金元会長の身柄を拘束、ソウル瑞草洞の最高検察庁庁舍で取り調べを開始した。

■13日 盧大統領、金前大統領と1年ぶり再会 
 
 盧武鉉大統領は、ソウル市内のホテルで金大中・前大統領と1年ぶりに会談し、北朝鮮の核問題について意見を交換した。金前大統領は、「6カ国協議に復帰し、金正日総書記はソウル答礼訪問の約束を守るべきだ」と述べた。両者が顔を合わせたのは1年ぶり。

■12日 中山文科相発言を非難 

 聯合ニュースによると、外交通商部は、中山文部科学相が「従軍慰安婦という言葉はなかった」との趣旨の発言をしたことについて、「極めて不適切な発言だ」と非難した。与党ウリ党と野党ハンナラ党も論評で、「何の罪の意識もなく、過去の侵略行為と蛮行を否認する妄言が相次いでいることに遺憾と憤怒を禁じ得ない」、「非常識の極みであり、国際社会の一員として存在していること自体が不快だ」と日本政府に謝罪と再発防止を要求した。

■11日 韓米首脳がワシントンで会談 
 
 ワシントンを訪れた盧武鉉大統領は、ブッシュ大統領と韓米首脳会談を行い、米韓同盟が揺るぎないことを再確認するとともに、北朝鮮の核問題について、6カ国協議を通じて平和的解決をめざすことに改めて合意した。

■10日 在韓米軍トラックが死亡事故 

 東豆川市で在韓米軍のトラックが韓国人女性(51)をはね、死亡させる事故が起きた。これに伴い、在韓米軍司令部は当分の間、すべての訓練を中断するよう指示した。ブッシュ大統領は、米韓首脳会談の席で、盧武鉉大統領に対し同事故で亡くなった女性に哀悼の意を伝えた。

■9日 ウリ党支持率20%切る 

 リサーチ・アンド・リサーチ(R&R)の世論調査によると、与党ウリ党の支持率が不祥事続きで5月の25・7%から8・3ポイントも下がり、17・4%に急降下した。対日強硬発言で3、4月に48%だった盧武鉉大統領の支持率も、5月に39%に下がり、今回は32・8%まで落ちた。