11日■ 北朝鮮が核燃料棒取り出し完了
朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官が「寧辺の黒鉛減速炉から8000本の使用済み核燃料棒を取り出す作業を終了した」と明らかにした。これによって核兵器開発が本格化すると懸念されている。さらに報道官は、凍結していた5万㌔と20万㌔㍗の原子力発電所の建設を再開すると発表。
10日■ 金元基・国会議長が訪日
金元基・国会議長が愛知万博の「韓国ナショナルデー」行事に出席するため、日本を訪問した。金議長は、在日民団が主催する前夜祭と開幕式、韓国歌謡祭、民俗公演、駐日大使主催のレセプションなどに出席し、12日に帰国した。
9日■ プーチン大統領と会談
ロシアを訪問中の盧武鉉大統領は、モスクワでプーチン大統領と会談し、北朝鮮の核問題など懸案について意見を交換した。両首脳は会談で、北朝鮮の核実験準備説に重大な懸念を表明、6カ国協議を通じ平和的に解決していく原則を再確認した。
8日■ 韓中首脳が会談
旧ソ連の対独戦勝60周年記念式典に出席するためモスクワを訪れている盧武鉉大統領は、中国の胡錦濤国家主席と会談し、歴史教科書や小泉首相の靖国参拝問題について、両国が連携して日本側に是正を求めていくことで一致した。
7日■ 北朝鮮に6カ国協議への復帰要求
アジア欧州会議(ASEM)外相会合は、北朝鮮の核開発疑惑に強い懸念を表明し、「これ以上の遅滞なく、6カ国協議への復帰を強く求める」とする議長声明を採択して閉幕した。声明は「対話を通じた平和的手段で韓半島の非核化を達成する」と訴えている。
6日■ 京都で韓日外相会談
京都で開かれたアジア欧州会議(ASEM)外相会合に出席した潘基文・外交通商部長官は、町村信孝外相と会談し、6月下旬にソウルで韓日首脳会談を開催することで合意した。また、韓日関係悪化の原因となった独島(日本名・竹島)問題について、冷静に対処していく方針で確認した。
5日■ 与党幹事長が訪韓
自民党の武部勤幹事長と公明党の冬柴鉄三幹事長が韓国を訪問し、盧武鉉大統領に小泉純一郎首相の親書を伝達した。両幹事長は、金元基・国会議長、与党ウリ党の文喜相議長、野党ハンナラ党の朴槿恵代表とも会談し、韓日間の懸案事項について意見を交換した。