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2005/04/15

<週間ダイジェスト>4月7日~4月13日

13日■韓国漁船が北に越境 

 国防部によると、束草港所属の漁船が東海(日本海)の北方限界線(NLL)に接近し北上を試みたため、警告射撃を行ったが、そのまま越境して北側水域に逃走した。これに伴い国防部は、国際商船通信網を利用して北側に事実を通報し、漁船の送還を要請した。

12日 ■メガワティ前大統領が訪朝 

 インドネシアのメガワティ前大統領が北朝鮮を訪問、金正日総書記と会談し、両国の友好関係を深めるとともに、6カ国協議への復帰を促した。父親である故金日成主席と故スカルノ大統領が親しかった関係で、両者の交流が現在も続いているという。

11日 ■最高人民会議を開催 

 北朝鮮が最高人民会議第11期第3回会議を平壌の万寿台議事堂で開催した。約1年半ぶりに金正日総書記も姿を見せた。会議では、朴奉珠首相が活動報告を行い、軍備増強路線を継続していく姿勢を強調、2005年国防予算を前年比0・4¥ポイント¥アップの歳出比15・9%とすることを承認した。

10日 ■盧大統領がドイツ、トルコに出発 

 盧武鉉大統領がドイツとトルコの2カ国公式訪問に出発した。盧大統領は17日まで滞在し、両国との経済協力拡大など関係強化を図る。姜信浩・全経連会長、朴容晟・大韓商議会長、鄭夢九・現代自動車会長ら財界トップ26人も同行する。

 9日 ■韓日財務相が沖縄で会談 

 沖縄の宜野湾市で開かれた米州開発銀行(IDB)総会に出席した韓悳洙・財政経済部長官(副総理)は、谷垣禎一・財務相と会談し、中断している韓日自由貿易協定(FTA)交渉を再開し、早期妥結をめざすことで一致した。両財務相は、独島(日本名・竹島)問題などにはふれず、良好な経済関係の維持を確認した。

8日 ■森日韓議連会長が訪韓へ 

 ハンナラ党の田麗玉スポークスマンは、訪韓した自民党の小林温・参議院議員が、同党の朴槿惠代表と会談したと明らかにした。その中で小林議員は、今月末に森義朗・日韓議員連盟会長が独島(日本名・竹島)や教科書問題で険悪になっている韓日関係の打開に向けた小泉純一郎首相のメッセージを携え訪韓する予定だと伝えたという。

7日 ■常任理事国拡大に反対 

 金三勲・駐国連代表部大使は、アナン事務総長が提案した国連改革案を論議するため開かれた国連総会の会議で、日本が総力を挙げて取り組んでいる安保理常任理事国の拡大に反対すると公式表明した。金大使は、「常任理事国の拡大は中小国家の安保理参加の機会を減らす」と述べた。