ここから本文です

2005/04/01

<週間ダイジェスト>3月24日~3月30日

30日 ■尹国防長官が中国訪問
 
 尹光雄・国防長官が中国を訪問、北京で曹剛川・中国国防相と会談し、北朝鮮の核問題の平和的解決について協議した。会談では、韓中軍事交流を拡大することに合意、国防相会談の定例化についても前向きに検討することで一致した。尹長官は2日まで滞在し、防衛施設や青島の北海艦隊司令部などを視察する。

29日 ■盧泰愚元大統領に追徴 

 盧泰愚元大統領の不正資金を捜査していた最高検察庁中央捜査部は、都市銀行の仮名口座に信託預金の形で管理していた73億9000万ウオンの資金を発見、16億4000万ウオンを追徴課税した。これによって、盧元大統領の追徴金は2091億5200万ウオンに増えた。

28日 ■姜東錫・建設交通部長官が辞表 

 青瓦台(大統領府)は、盧武鉉大統領が、姜東錫・建設交通部長官の辞表を受理したと発表した。姜長官は、親族が仁川空港周辺の土地を不正に取得していたことや、息子のコネ入社が発覚し、問題になっていた。青瓦台によると、姜長官は高血圧で入院治療を受けていたが、マスコミの不正報道で心労が重なり症状が悪化、職務の遂行が困難になったと説明している。

27日 ■「独島大使」のポスト新設 

 政府は、領有権をめぐって日本と対立している独島(日本名・竹島)問題を専門に担当する「国際地名大使」を新設、初代大使に河燦浩・駐国連韓国代表部公使を任命した。独島専担大使のポストを設けることによって、国連や国際会議の場で、独島が韓国領であることをアピールしていく。

26日 ■北朝鮮で鳥インフルエンザ 

 朝鮮中央通信は、「平壌などの2、3の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、感染した数十万羽の鶏を土に埋めたり、焼却処分した」と報じた。3月初めから北朝鮮で鳥インフルエンザが発生したといううわさがあったが、北朝鮮が正式に認めたのは初めて。

25日 ■北朝鮮首相が上海視察 

 朴鳳柱首相を団長とする北朝鮮の対中使節団が上海市を訪れ、、上海中国共産党記念館や都市計画展示館、上海大劇場など視察した。また、韓正市長ら上海市人民政府関係者と会談し、朝中間の友好を深めた。

24日 ■韓日文化交流は持続

 盧武鉉大統領は、最近の韓日関係についてふれ、「国家間の関係は良い時もあれば、悪い時もある」と指摘したうえで、「一部のマスコミが大使の召還や首脳間交流の断絶に言及しているが、そうした対応はしない」とし、「言うべきことは言うが、交流は交流であり、経済と文化交流は活発にすべきだ」と話した。