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2006/08/18

<週間ダイジェスト>8月10日~8月16日

16日■憲法裁判所長に初の女性

 盧武鉉大統領は、憲法裁判所の次期所長に全孝淑・同判事(55)を内定した。憲法裁のトップに女性が就任するのは初めて。全氏は、盧大統領と司法試験合格同期生で、「反権力判事」として知られ、「盧武鉉の選り好み人事」との批判も起きている。

 15日■小泉首相の靖国参拝に厳重抗議 

 韓国政府は、小泉純一郎首相が靖国神社を参拝したことに対し、「深い失望と憤怒を表明する」と強く抗議した。外交通商部報道官は、声明で「小泉首相の参拝が、韓日関係をぎくしゃくさせ、北東アジアの友好協力関係を損なってきた点を厳重に指摘する」と非難した。

 14日■国家功労者の遺族を慰労 

 盧武鉉大統領は、光復節(解放記念日)を前に、国家功労者の遺族らを青瓦台(大統領府)に招いて昼食会を開き、慰労した。盧大統領は、「歴史のもつれや傷を癒し、心を一つにすることが大事だ」と述べ、分裂と腐敗による国難を繰り返さないためには、「責任ある国家」をめざすと強調した。

 13日■金総書記、40日ぶりに動静 

 朝鮮中央通信は、金正日総書記が朝鮮人民軍第757軍部隊の基地を視察したと報じた。金総書記の動静が伝えられたのは、ミサイル発射前日の7月4日以来40日ぶり。しかし、同通信は視察の日時については言及していない。

 12日■韓国議員、靖国神社に質疑書 

 ウリ党の文学振議員ら超党派国会議員11人が東京・九段の靖国神社を訪れ、情報公開を求める質疑書を手渡した。質疑書は、▽韓国人の元軍人・軍属の合祀経緯▽霊璽簿(れいじぼ)から名前を削除するのに必要な手続き▽神社側が韓国人の分祀を拒否している理由――などについて回答を求めた。

 11日■韓日条約局長が会談 

 外交通商部の朴喜権・条約局長が、東京で外務省の小松一郎・国際法局長と会談し、東海(日本海)での海洋科学調査問題について協議した。来月の第6回韓日排他的経済水域(EEZ)境界画定交渉を控え、事前に意見を交換。

 10日■朝鮮にコメ支援へ 

 北朝鮮で集中豪雨による大規模な被害が発生したことを受け、李鍾奭(ジョンソク)・統一部長官は、韓完相・大韓赤十字社総裁と会談し、北朝鮮への支援策について協議した。北朝鮮では、集中豪雨で穀物3万2000㌧の減産が予想されることから、コメ数万㌧を緊急支援することに合意した。