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2006/07/21

<週間ダイジェスト>7月13日~7月19日

19日■北が南北離散家族の再会中断 

 朝鮮赤十字会の張在彦委員長が、大韓赤十字社の韓完相総裁宛ての書簡で、南北離散家族の面会事業を中断すると通告してきた。その理由として、韓国が先の南北閣僚級会談でコメと肥料の支援を拒否したことを挙げ、非難した。

18日■盧大統領、スリランカ外相と会談 

 盧武鉉大統領は、韓国を訪れたスリランカのサマラウィーラ外相と会談し、両国の経済協力問題や北東アジア情勢について意見を交換した。盧大統領は、スリランカへの経済協力を約束し、同国に進出する韓国企業が円滑な経済活動ができるよう支援を求めた。

17日■韓米6カ国協議代表が会談 

 6カ国協議の首席代表を務める千英宇・外交通商部外交政策室長が米国を訪問、ワシントンで米側首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア担当)と会談し、6カ国協議の早期開催に努力し、北朝鮮が応じない場合には5カ国で会合を開くことに合意した。

16日■韓国、国連決議支持声明 

 外交通商部は、国連が対北朝鮮決議案を採択したことに対し、「韓国政府は、北朝鮮のミサイル発射に対し国際社会とともに厳重な警告を発してきた」と採択を歓迎する声明を発表した。声明は、「北朝鮮はミサイル発射と関連したモラトリアム(猶予措置)を順守し、6カ国協議に速やかに復帰すべきだ」と強調した。

15日■国連安保理、北朝鮮非難決議案を採択 

 国連安全保障理事会は、北朝鮮のミサイル発射を糾弾し、国連加盟国に北朝鮮のミサイル開発に関連する物資・技術などを供与しないよう求める決議を全会一致で採択した。ただし、中国、ロシアに配慮し、制裁の根拠となる国連憲章7章を排除した。

14日■潘基文長官、国連事務総長選挙に立候補 

 潘基文・外交通商部長官が、国連安全保障理事会に次期国連事務総長選挙の立候補届けを提出した。タイのスラキアット副首相、スリランカのダナパラ元国連事務次長らも立候補。安保理は今月末に第1回予備投票を実施する予定だ。

13日■南北閣僚級会談が決裂 

 釜山で開かれていた第19回南北閣僚級会談は、韓国側がミサイル発射問題と6カ国協議への復帰問題を議題にのせたことに北朝鮮側が強く反発、予定を1日早めて帰国した。会議はまったく成果がなく、次回の日程も決められなかった。