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2006/04/07

<週間ダイジェスト>3月30日~4月5日

5日■康錦実・元法務部長官がソウル市長選に名乗り 

 康錦実・元法務部長官が記者会見し、ソウル市長選挙への出馬を正式に宣言した。康元長官は「微力ながら、よりよい社会をつくるのに少しでも寄与したい」と抱負を述べた。康氏は近くウリ党に入党する。

4日■個人情報大量に流出 

 KTなど4社の高速インターネットに加入している約771万人(全体の62・2%)の個人情報が流出していたことが発覚、警察はテレマーケティング業者ら9人を情報保護法違反などで書類送検した。

3日■臨時国会が開会 

 4月の臨時国会が開会した。会期は30日。今国会では新国務総理に指名された与党ウリ党の韓明淑議員の人事聴聞会で、総理としての道徳性や資質、思想などで質疑が行われる。また現代自動車グループのロビー疑惑などが取り上げられる予定だ。

2日■中国国防相が訪朝へ 

 朝鮮中央放送は、中国の曹剛川・国防相が近く北朝鮮を訪問すると報じた。中国国防相の訪朝は2000年10月の遅浩田・国防相(当時)以来。今回の訪朝は、中朝の軍事交流を内外にアピールし、米国などの動きをけん制する狙いがあるとみられる。

1日■盧大統領、経済5団体長と懇談 

 盧武鉉大統領は、青瓦台(大統領府)に姜信浩・全国経済人連合会会長ら経済5団体長を招いて昼食会を開いた。姜会長が、現代自動車グループに対する検察のロビー疑惑捜査について、「財界に及ぼす影響が大きいので、早期に終結してほしい」と述べたのに対し、盧大統領は、「経緯を見守っている」と答えた。

31日■米、脱北者の受け入れ表明 

 北朝鮮の人権問題を担当するレフコウィッツ米大統領特使は、国連本部で会見し、「米は独裁政権からの難民を受け入れる準備ができている」と言明、北朝鮮からの脱北者を受け入れる姿勢を表明した。これに対し、北朝鮮は反発を強めている。

30日■独島問題で日本に抗議 

 潘基文・外交通商部長官は、日本の教科書検定で、文部科学省が高校教科書に独島(竹島)を日本の領土と明記するよう指針を出していたことにとについて、大島正太郎・駐韓日本大使を外交通商部に呼び、「独島は歴史的にも地理的にもわれわれの固有の領土。日本政府の措置は遺憾だ」と強く抗議した。