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2006/03/10

<週間ダイジェスト>3月2日~3月8日

8日■李統一部長官、駐韓米大使と会談 

 李チョンソ・統一部長官は、就任後初めてバーシュボウ駐韓米大使と会談し、南北関係や北の核問題、偽札問題などについて意見を交換した。今回の会談は、顔合わせ程度のもので、踏み込んだやりとりはなかったという。

7日■地方選出馬で3長官が辞任 

 地方選挙に出馬するため、呉盈教・行政自治部長官、呉巨敦・海洋水産部長官、李在庸・環境部長官の3人が正式に辞任した。陳大済・情報通信部長官は、盧武鉉大統領がアフリカ歴訪を終え14日に帰国した後、離職する予定だ。

6日■韓日外務次官が戦略対話 

 外交通商部の柳明桓・第1次官が日本を訪問、谷内正太郎・外務事務次官と戦略対話を行った。両次官は小泉首相の靖国参拝で冷え込んでいる韓日関係の打開策と6カ国協議の早期再開に向けた協力案などについて協議した。韓日の次官級戦略対話は、昨年10月のソウルに次いで2回目。

5日■李総理が辞意表明 

 李海チャン・国務総理が「3・1節」の式典を欠席して財界関係者とゴルフに興じていたことが発覚し、批判が起きている問題で、李総理は、李康珍・公報首席を通じ、「浅はかな行動で国民のみなさんにご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪し、辞意を表明した。当日は鉄道ストの初日でもあったため、政界や国民の間で批判が高まっていた。

4日■韓米6カ国協議代表が接触

 新たに6カ国協議首席代表に就任した外交通商部の千英宇・政策広報室長が、米国側首席代表のヒル国務次官補(東アジア担当)と初めて会談した。ヒル次官補がインドネシア訪問の帰途に韓国に立ち寄ったもので、北朝鮮の最近の動きや第4回協議で合意した共同声明の履行について意見を交換した。

3日■南北将官級軍事会談決裂 

 韓国と北朝鮮は、2日間にわたり板門店の統一閣で第3回将官級軍事会談を開いたが、意見の対立で次回会談の日程も決まらないまま決裂した。韓国側が黄海での偶発的衝突防止策に向けた協議を提案したのに対し、北朝鮮側がその前提として海上の南北軍事境界線(NLL)に代わる境界線の設定を繰り返し要求したため、平行線をたどった。

2日■日本の指導者に歴史認識で注文 

 潘基文・外交通商部長官は、定例会見で「日本の指導者は韓国の国民が日本の歴史に対して持つ明確な認識を重く受け止めなければならない」と述べた。これは、盧武鉉大統領の3・1節演説に対する日本政府の批判にこたえたもの。