19日■油流出事故で船長逮捕へ

　泰安海洋警察署は、忠清南道・泰安沖でタンカーとクレーン付き台船が衝突し、油が流出した事故で、台船の船長とそれを曳航していたタグボート２隻の船長を逮捕すると明らかにした。また、香港船籍のタンカーの船長も海洋汚染防止法違反の疑いで拘束し取り調べる。警察によると、事故当日は荒天だったにもかかわらず、無理に船を運航し、事故につながった。

18日■武大偉外務次官が訪朝

　北朝鮮の核問題を巡る６カ国協議の議長を務める中国の武大偉外務次官が北朝鮮を訪問、北朝鮮首席代表の金桂冠外務次官と会談し、年内を期限とする核計画の完全申告を促した。また、年明けに先送りされた６カ国協議の会合の日程調整を行った。武次官は金正日総書記あての胡錦濤国家主席の親書やメッセージを携えたとみられる。

17日■開城２期開発に向け調査

　韓国土地公社と現代峨山が、南北頂上会談と南北経済協力共同委員会の合意に基づき、開城工業団地第２期開発に向けて測量と地質調査に着手した。調査の開始に際し、南北関係者によって現地の開発予定地でセレモニーが行われた。第２期開発は来年上半期に設計を開始し、下半期から用地の造成に入る予定だ。

16日■ＢＢＫ疑惑の再捜査を指示

　盧武鉉大統領は、鄭城鎮・法務部長官に対し、ハンナラ党の李明博・大統領候補が関与したとされる投資諮問会社ＢＢＫ関連の株価操作事件について、検察に再捜査させるよう指揮権を発動することを検討するよう指示した。同事件と関連し、李明博候補が２０００年１月に講演した際に、ＢＢＫを設立したという内容を話す本人の動画が公開され、波紋を呼んでいる。これと関連して、李明博氏の疑惑を解明する特別検事法が国会を通過した。

15日■造船団地建設で北に調査団

　産業資源部が、北朝鮮への造船協力団地の建設に向け現地に調査団を派遣した。調査団は産業資源部の崔平洛・基幹製造産業本部長を団長に、産業資源部、統一部などの実務担当者、大宇造船海洋、サムスン重工業など造船関連11社、造船協会、韓国電力公社の関係者総勢37人で構成されている。調査団は造船協力団地の候補地である南浦と安辺を訪問し、立地条件などの調査を行う。

14日■アフガンから部隊完全撤収

　アフガニスタンに派遣されていた韓国軍茶山部隊第９陣と東医部隊第11陣が帰国し、２００２年から駐留していた部隊が完全に撤収した。茶山・東医部隊は、カブール北東の米軍バグラム基地に駐留し、アフガンに派兵された同盟軍に対する医療・工兵任務、現地住民に対する人道的支援や救護活動を行ってきた。約６年間に派遣された兵力は延べ２１３１人におよぶ。

13日■独島で大統領選不在者投票

　慶尚北道鬱陵郡・独島（日本名・竹島）の東島で初の大統領選挙不在者投票が行われた。独島には、ここに唯一住み着いている金ソンドさんとシンヨルさんの夫妻のほか、警察警備隊員、海洋警察隊警備艦の乗組員、航路標識管理所職員ら１００人余りが駐在し、それぞれ１票を投じた。慶尚北道の選挙管理委員会が独島の船着場に不在者投票所を臨時に設置し、投票者や大学生らで構成された独島アカデミーの会員らが参加して記念セレモニーが行われた。