7日■李会昌氏が大統領選出馬
李会昌・元ハンナラ党総裁(72)が国民向けメッセージを発表し、12月19日に投票が行われる次期大統領選挙に無所属で出馬すると宣言した。李元総裁は、97年と2002年の大統領選挙にハンナラ党から立候補し、2度とも落選している。今回の出馬宣言によって大本命とみられているハンナラ党の李明博候補の支持率が低下し、混迷する可能性が高まっている。
6日■ソウルで韓米軍事委員会
第29回韓米軍事委員会(MCM)がソウルで開かれ、金寛鎮・合同参謀議長とマレン・米統合参謀本部議長が参加した。北朝鮮の核問題や戦時作戦統制権を2012年4月7日に韓国に移転する問題について協議。金議長は、「韓国戦争以来、韓米同盟は非常に強い血脈関係を維持している。さらに強固に発展させていきたい」と強調した。
5日■ベラルーシ首相が訪韓
ベラルーシのシドルスキー首相が韓国を訪問し、青瓦台(大統領府)に盧武鉉大統領を表敬訪問した。両首脳は、貿易と投資の増進とITなど科学技術分野での協力拡大などについて意見を交わし、今後も関係を強化していくことで一致した。韓国とベラルーシは92年に国交を樹立したが、これまで韓国にベラルーシ大使館はなかった。今回のシドルスキー首相の訪韓を契機に、同国は今月中に韓国大使館を設置することにしている。
4日■文国現氏を公認候補に
創造韓国党は、大統領候補者指名大会を開き、文国現・前柳韓キンバリー社長を党公認候補に正式指名した。文候補は受諾演説で、「政治再創造に向け権力追求型政治を価値追求型政治につくり変える」と抱負を述べ、大統領に当選すれば、学界と市民社会を含む「汎国民憲法改正推進委員会」を構成し、任期4年で再任可能な大統領制に転換するなど、任期中に憲法改正を実施すると約束した。
3日■南北首席代表が北京で会談
6カ国協議の首席代表を務める千英宇・韓半島平和交渉本部長と北朝鮮の金桂寛・外務次官が北京で会談し、韓半島の平和体制構築と今後の非核化日程などについて話し合った。千本部長は、会談終了後に記者会見し、4時間におよぶ協議で北朝鮮は、核施設の無能力化と核開発計画の申告を誠実に履行する考えを改めて示したと明らかにした。また、韓半島の平和構築について、双方の意見を虚心坦懐に話し合ったと述べた。
2日■アルジェリア投資相と会談
盧武鉉大統領は、韓国を訪れたアルジェリアのハミド・テマール投資促進相と青瓦台(大統領府)で会談し、両国の経済協力を促進していくことで合意した。テマール投資促進相は、昨年3月の盧大統領のアルジェリア国賓訪問以来、電子、鉄鋼、防衛産業、石油化学、ブイナン新都市、アフリカセンターなどの両国の協力事業が円滑に進んでいると紹介。また、韓国国際協力団(KOICA)を通じたアルジェリア公務員研修事業が順調に行われていることに感謝を示した。
1日■米核専門家が北朝鮮入り
6カ国協議の合意に基づき、核施設の「無能力化」を図るため、米専門家チームが北京経由で平壌入りした。これによって非核化の「第2段階」が本格的にスタートした。年内無能力化の対象は、寧辺の5000㌔㍗黒鉛減速炉、再処理施設、核燃料加工工場。専門家チームはソン・キム国務省朝鮮部長を団長に9人からなる。