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2007/10/12

<週間ダイジェスト>10月4日~10月10日

10日■孫鶴圭候補が巻き返し

 大統合民主新党の党公認大統領候補選出に向けた第1回モバイル投票が実施され、孫鶴圭候補がトップに立った。これまで8地域で行われた地方選挙では鄭東泳候補がトップに立っていたが、今回初めて孫候補が1位に躍り出た。モバイル投票では、孫候補が有効投票3万票のうち36・5%(7649票)を獲得。鄭候補は33・5%(7004票)で2位、李ヘチャン候補が30・0%(6285票)で3位となった。

9日■北京は南北統一チームで

 盧武鉉大統領は、第88回光州全国体育大会開会式に出席し、来年開催される北京五輪への南北統一チームでの参加に強い意欲を示した。盧大統領は、「北京五輪では南北がともに京義線列車に乗り応援に行く。応援団が南北統一チームを応援できるように祈る」と述べた。また、「南北頂上会談で北朝鮮同胞の熱烈な歓迎を受け、強い民族愛を感じた。今後は南北間のスポーツ交流が活性化し、北の同胞選手が全国体育大会に参加する日が訪れることを願っている」と語った。

8日■韓国軍の野外訓練開始

 南北頂上会談のために延期されていた韓国軍の野外機動訓練「花郎訓練」が2週間の日程でスタートした。訓練は嶺南・湖南地域と忠清北道地域、首都圏一帯で行われる。また、軍部隊の作戦計画施行能力を高め、大規模合同作戦、統合作戦の能力向上をめざす「護国訓練」も実施される。

7日■宋長官が欧州4カ国歴訪

 外交通商部の宋旻淳長官がドイツ、ポーランド、オランダ、フランスの欧州4カ国歴訪に出発した。ドイツではシュタインマイヤー外相と会談するほか、ドイツ外交政策協会(DGAP)で演説する。また、ポーランドではフォティガ外相と会談し、韓国企業の進出拡大など、両国間の経済協力拡大について協議する。また、欧州各地の韓国大使らを集めてベルリンで在外公館長会議を開く。

6日■デンマーク女王が訪韓

 盧武鉉大統領の招きでデンマークのマルグレーテ2世女王夫妻が国賓として韓国を訪れた。女王と会談した盧大統領は、「デンマークは、国際社会で韓国の平和繁栄政策を積極的に支持してくれた」と感謝の意を伝え、情報技術(IT)やバイオ、エネルギーなどで両国の協力関係をさらに強めていきたいと述べた。女王は、慶州と安東を訪問した。

5日■福田首相に電話で説明

 青瓦台(大統領府)の千晧宣報道官によると、盧武鉉大統領が福田康夫首相に電話をかけ、南北頂上会談の結果について説明した。盧大統領は、韓半島平和と南北共同繁栄を推進する過程で、朝日関係の改善が不可欠だと指摘し、頂上会談での合意事項を円滑に履行するために日本の協力を要請した。福田首相は、今回の南北共同宣言が南北関係の発展と韓半島の平和構築、ひいては北東アジアの平和に寄与することを期待すると述べた。

4日■拉致問題の進展なく謝罪

 南北頂上会談のため北朝鮮を訪れていた盧武鉉大統領が、往路と同じように陸路で韓国に戻った。盧大統領は、軍事境界線に近い都羅山で演説し、金正日総書記に韓国人拉致問題の解決を訴えたことを明らかにし、「国民が期待した成果を得ることができず、大変申し訳ない」と謝罪した。また、北朝鮮が6カ国協議の合意内容を履行する考えを確認したとし、「金総書記が核放棄の意思を示した」と明らかにした。