12日■日本の艦隊、仁川港に寄港
日本の海上自衛隊遠洋練習航海部隊(練習艦隊)が仁川港に初寄港した。艦隊が韓国に寄港するのは、釜山港以来11年ぶりで、仁川港は初めて。練習艦隊は、練習鑑「かしま」「しまゆき」、護衛艦「さわぎり」の3隻で、総勢740人が乗り込んでいる。一行は国立墓地に献花するほか、韓国海軍とのスポーツ交流を行い、親善を深める。
11日■米中露の核専門家が訪朝
北朝鮮の核放棄の「次の段階の措置」である無能力化に向け、米国、中国、ロシアの核専門家が韓国を経由して陸路で北朝鮮入りした。団長のソン・キム米国務省朝鮮部長は、「訪朝の目的は無能力化の準備に向け核施設を見て回ることだ。寧辺の5000㌔㍗の原子炉と再処理施設、核燃料棒製造工場の3施設を調査する」と述べている。訪朝団は、核関連施設を視察するとともに、無能力化の技術的な方法について北朝鮮側と協議し、15日に陸路でソウルに戻る予定。
10日■核放棄すれば北を支援
ハンナラ党の李明博・大統領候補は、中央日報などが主催したフォーラムで基調講演し、「北朝鮮が核放棄段階に入れば、次期政権で南北経済共同体協力協定を締結し、経済協力を活性化させる」との考えを示した。李候補は、「非核・開放・3000構想」を提唱し、北朝鮮が核放棄すれば、国民所得3000㌦達成に向け韓国政府が協力するとしている。
9日■協力拡大で韓露首脳が一致
盧武鉉大統領は、シドニーでロシアのプーチン大統領と会談し、両国の貿易、投資、資源・エネルギー、航空・宇宙、情報技術(IT)など、多様な分野で協力を拡大していくことで一致した。盧大統領は、ロシア政府が北朝鮮の核問題の平和的解決に寄与していることを評価し、今後も北朝鮮の非核化に向け緊密に協力していくことで合意した。
8日■日本政府、対北支援見送り
集中豪雨で北朝鮮が大きな被害を受けたことに対し、緊急の人道支援を検討していた日本政府は、実施を見送ることを決定した。モンゴルで開かれた朝日作業部会で拉致問題に具体的な進展がなかったことから、支援には国民の理解が得られないと判断した。日本政府は、北朝鮮が要請してきた支援物資輸送のための北朝鮮籍貨物船の日本への入港も拒否している。
7日■シドニーで米韓首脳会談
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためシドニーを訪問中の盧武鉉大統領は、ブッシュ米大統領と会談し、北朝鮮の核問題を中心に協議した。ブッシュ大統領は、北朝鮮が検証可能な非核化を実現すれば、休戦状態にある朝鮮戦争を終結させる用意があると表明。このメッセージを10月の南北首脳会談で金正日総書記に伝えてほしいと要請した。
6日■韓日協力の拡大で一致
アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議に出席した外交通商部の宋旻淳長官が、シドニーで町村信孝外相と会談し、北朝鮮核問題と朝日関係改善などの懸案事項について意見を交換した。両外相は、1時間にわたって会談し、両国だけでなく、地域協力の拡大が重要との認識で一致し、98年に採択された韓日パートナーシップの精神に沿って、努力していくことを確認した。