27日■宋旻淳長官が訪米　

　外交通商部の宋旻淳長官が米国に向け出発した。宋長官は、ワシントンでライス国務長官と会談し、ヒル米国務次官補の訪朝、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）実務代表団の平壌入りなど、北朝鮮の核をめぐる最近の動きについて意見を交換し、今後の対策について協議する。宋長官には千英宇・６カ国協議韓国首席代表らが同行する。

26日■ＩＡＥＡ代表団が訪朝　

　ハイノネン事務次長（査察担当）を団長とする国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の実務代表団が平壌入りした。代表団は30日まで滞在し、６カ国協議で合意した「初期段階措置」に含まれる寧辺の核施設の稼働停止に向けた具体的な措置について北朝鮮側と協議する。

25日■各地で韓国戦争57周年記念式　

　韓国戦争が勃発してから57周年を迎え、各地で記念式典が行われた。ソウルで行われた中央記念式には、韓悳洙・国務総理首相をはじめ政界関係者、参戦兵士など約５０００人が出席した。韓総理は、「政府は参戦兵士の功勲を戦後世代に伝えることに最善を尽くす」と述べた。

24日■ハンナラ党、党本部を移転　

　ハンナラ党が３年ぶりに古巣の汝矣島に事務所を移転した。場所は、国会議事堂の向かいに位置する漢陽ビルで、代表（党首）の事務室、大統領候補の事務室、選挙対策委員会事務室、記者室と報道官室などを設置している。同党は前回の大統領選挙の不正疑惑で、２００４年に国民への謝罪として汝矣島の党本部ビルを売却した。

23日■マカオの北朝鮮資金の送金完了　

　マカオのバンコ・デルタ・アジア（ＢＤＡ）の北朝鮮資金の送金作業が完了した。同資金は、米国の中央銀行を経てロシア中央銀行に送金され、ロシア極東地域の銀行口座を中継して北朝鮮に伝達された。

22日■スペインと科学技術共同委　

　外交通商部は、趙重杓・第１次官がスペインを訪問し、マドリードで同国外務省のレオン次官と会談したと明らかにした。両次官は、盧武鉉大統領が２月にスペインを訪れた際に設置に合意した科学技術共同委員会について、年内に開催することを決めた。

21日■ヒル次官補が北朝鮮を電撃訪問　

　６カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補が、日本の横田基地から韓国の烏山基地を経由し、米軍機で北朝鮮入りしたと米国務省が発表した。ヒル次官補は、北朝鮮側首席代表の金桂寛・外務次官と「初期段階の措置」の早期履行問題について協議。金正日総書記の側近、姜錫柱・第１外務次官とも会談した。