17日■南北の実務者が接触へ
外交通商部は、板門店で19日、6カ国協議の経済・エネルギー協力に関する南北の実務協議を行うと発表した。同作業部会の議長国を務める韓国は、7月の6カ国首席代表者会議以降、再三にわたって北朝鮮に作業部会の開催を呼びかけてきたが、北朝鮮側が応じてこなかった。今回は北朝鮮側からの提案によって実現することになったという。実務協議では重油95万㌧相当の経済・エネルギー支援問題について集中的に協議する。
16日■金総書記の容体好転か
1カ月もの間動静が途絶え、重病説が流れていた北朝鮮の金正日総書記の容体が好転したもようだ。聯合ニュースが、外交筋の情報として、7月末ごろから平壌に滞在していた長男の金正男氏が居住先の北京に戻ったと報じたため、金総書記の病気が回復に向かっているとの観測が出ている。その一方で、正男氏の平壌滞在は恒例で、いつも通りの帰還だとする分析もある。
15日■韓日議連会長に李相得氏
第18代国会の韓日議員連盟会長に李明博大統領の実兄である李相得議員が内定した。韓日議連の会長には与党のベテラン議員が就任するのが慣例で、第17代国会では民主党の文喜相議員が務めてきた。李議員は、1月に大統領特使として訪日し、福田康夫首相と会談し、両国の関係強化と交流促進に向けて意見を交わしている。日韓議連会長の森喜朗元首相とはじっ懇の間柄といわれる。
14日■Uターンラッシュで混乱
秋夕(旧盆)で故郷に帰省していた人々のUターンラッシュが始まり、韓国全土で交通がまひした。韓国道路公社によると、高速道路の渋滞で釜山~ソウル間は8時間半、光州~ソウルは7時間10分、大田~ソウルは5時間10分、江陵~ソウルは4時間50分の混雑となった。この日、地方から首都圏に戻った車両は約32万台に達する。連休最終日となる翌日も朝からUターンのクルマで交通渋滞が続いた。
13日■柳長官がモンゴル訪問
外交通商部によると、柳明桓長官がモンゴルを訪れ、エンフバヤル大統領を表敬、李明博大統領の親書を手渡した。柳長官は、1990年の国交樹立以来、両国の関係が急速に発展していることを高く評価、エンフバヤル大統領も、両国の友好親善に力を注いでいる韓国政府に謝意を示し、李大統領のモンゴル訪問を招請した。また、モンゴルの資源開発とインフラ整備事業に韓国企業が参加することを歓迎すると述べた。
12日■与党院内代表が辞意
与党ハンナラ党の洪準杓院内代表が、追加補正予算案の国会処理に失敗した責任を取り、同党の議員総会で辞任する考えを表明した。予算・決算特別委員会の議決定数をめぐり与野党が対立し、国会は本会議が開けず、追加補正予算案の処理が先送りされた。洪代表だけでなく朱豪英院内副代表、任太熙政策委員会議長らも辞任する意向を示している。
11日■韓米同盟の伝道師に
今月末に離任するバーシュボウ駐韓米大使が、国会アジア文化経済フォーラムの招きで講演し、「韓米同盟を北東アジアの平和安定に向けた21世紀にふさわしい新しい関係に変えなければならない。在任中にこうした役割の一助を果たせて光栄に思う」と述べ、「帰国したら韓米関係の重要性を広める韓米同盟の伝道師として働きたい」と抱負を述べた。同大使は韓国に3年間滞在した。