10日■次期駐韓米大使が会見
今月下旬に初の女性駐韓米国大使としてソウルに赴任するキャサリン・スティーブンス氏が、就任を前に米国務省で会見し、「韓米同盟関係とパートナーシップを新たなレベルに発展させたい」と抱負を語った。次期大使は、1975年に忠清南道・扶余と礼山でボランティア活動を行い、中学校で英語を教えた経験があり、韓国語の堪能な韓国通として知られる。
9日■北朝鮮、建国60周年祝う
北朝鮮が建国60周年を迎え、平壌の金日成広場で約8000人の労農赤衛隊(民兵)による閲兵式が行われた。金永春国防委員会副委員長ら軍幹部が行進を見守ったが、国防委員長である金正日総書記は出席せず、朝鮮人民軍の正規軍やミサイル、戦車など本格的な武器も動員されなかった。このため、金総書記の重病説が流れている。閲兵式後には、約10万人の平壌市民によるパレードと、大学生らによる松明行進が行われた。
8日■プノンペンと姉妹血縁
仁川市が、カンボジアの首都プノンペンと姉妹都市結縁の了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。韓国を訪れたケプ・チュテマ市長と安商守市長が仁川市庁で会談し、通商、物流、科学、文化、都市開発などの分野で協力を強化していくことで合意し、覚書に署名した。この席で安市長は、来年開催される仁川世界都市祝典と2014年に開催される仁川アジア大会について説明し、プノンペンの参加を要請した。
7日■韓中首相が北京で会談
北京パラリンピック開会式に出席するため、中国を訪れた韓昇洙・国務総理は、北京の中南海で温家宝首相と会談し、両国の戦略的協力パートナー関係の発展、北朝鮮核問題と韓半島情勢などについて意見を交換した。温首相は、エネルギー分野と気候変動問題に深い関心を寄せ、韓国に協力を要請するとともに、韓中FTA(自由貿易協定)の早期締結に期待感を示した。
6日■北の核封印解除阻止へ
北朝鮮が無能力化を推進していた寧辺の核施設の復旧に動き出したことから、金塾・韓半島平和交渉本部長、斎木昭隆・アジア大洋州局長、ヒル米国務次官補の韓日米6カ国協議主席代表が北京に集結、武大偉・中国代表(外務次官)を交えて対応策を協議した。各国代表は、4カ国が連携して核の封印解除を阻止していくことで一致、米国がまとめた検証案を誠実に実行するよう北朝鮮に促していくことを確認した。
5日■日本の防衛白書に抗議
外交通商部は、日本が発表した防衛白書に「独島(竹島)は日本固有の領土である」と記載されていることに対し、駐韓日本大使館の高橋礼一郎公使を呼び、遺憾の意を伝え、即時是正を求めた。文太暎報道官は声明を発表し、「独島は歴史的・地理的・国際法的に明らかな韓国の固有の領土であり、韓国政府は独島の領有権を棄損しようとするいかなる試みにも断固として対処していく」と述べた。
4日■北が核施設の復旧開始
外交通商部は、北朝鮮が寧辺の核施設の原状回復作業を開始したことを確認したと発表した。米政府当局者によると、北朝鮮は、無能力化が進められている寧辺核施設の現場に滞在する米国側要員に対し、復旧作業を開始すると通知してきたという。北が核施設の再稼働に向けて動き出したのは、米国がテロ支援国指定解除を先送りしたことに対する揺さぶりとみられている。