27日■KBS社長に李炳淳氏
韓国放送公社(KBS)の新社長に李炳淳氏が就任した。ソウル・汝矣島のKBS本館で行われた第18代社長就任式で李新社長は、「公共放送として公正性と中立性を確立することに全力を注ぐ」と述べた。李新社長は1977年にKBSに記者として入社。昌原放送局長、大邱放送総局長、ニューメディア本部長、KBSメディア社長、KBSビジネス社長を歴任した生え抜き。
26日■8月の臨時国会閉会
3カ月にわたって空転してきた第18代国会は、院の構成(国会の各常任委員会の所属議員と委員長を決定すること)を終え、本会議を開いて米国産牛肉問題と関連して論議が続いていた家畜伝染病予防法改正案を処理し、8月の臨時国会を終えた。9月1日からは通常国会を開き、補正予算案と各種民生法案などの処理に当たる。
25日■CICA外相会議初参加
外交通商部が、カザフスタンの首都アルマトイで開かれるアジア相互協力信頼醸成会議(CICA)の外相会議に政府代表団を派遣したと明らかにした。韓国は2006年6月にCICAに正式加盟したが、会議に参加するのはこれが初めて。CICAは1992年10月、カザフスタンのナザルバエフ大統領がアジアの相互信頼と紛争防止を提唱して発足した。今回の会議で韓国は、エネルギー安保やIT(情報通信)分野で地域の発展に貢献していくことを表明した。
24日■金メダル24人兵役免除
兵務庁は、北京五輪の金メダリストで、まだ兵役を終えていない男性24人について兵役を免除すると明らかにした。該当する24人は、兵役に就く代わりに体育要員として各競技のコーチなどを3年間務めることで、兵役を回避できる。兵役法では、五輪入賞者(3位以内)やアジア大会1位入賞者を「芸術・体育要員の特例対象」と規定している。
23日■大統領の支持率回復
韓国ギャラップが全国の成人男女1005人を対象に実施した世論調査によると、李明博大統領の国政運営について「うまくやっている」と答えた人が全体の24・1%に達し、前回(6月28日)の20・7%から3・4ポイント上昇した。大統領の支持率は、米国産牛肉の輸入再開問題で10%台まで低下したが、急速に回復に向かっている。韓国リサーチの調査でも、李大統領の支持率は31・2%に上がり、前回(7月14日、26・9%)を大幅に上回った。
22日■核の検証めぐり朝米接触
米国務省のソン・キム6カ国協議担当特使と北朝鮮代表がニューヨークで接触、宙に浮いたままになっている北朝鮮の核廃棄に向けた検証問題について協議した。具体的な協議の内容については明らかにされていない。核の検証をめぐっては、3週間前に北京で朝米の担当者が協議したが、その後進展がなく、今月14日にキム特使が訪中し、北側との交渉を試みたが、担当者は現れなかった。
21日■創造韓国党代表に逮捕状
検察は、野党創造韓国党の文国現代表を公職選挙法違反で告発し、裁判所に逮捕状を請求した。文代表は、今年4月の総選挙で、李漢正議員を公認候補に認定した見返りとして6億ウォンの賄賂を受け取った疑いが持たれている。これに対して文代表は、「私を標的にした現政権の陰謀だ。これまで守り続けてきた反腐敗原則を破るほど財産がないわけではない」と反論、不正はないと強調している。