30日■四川大地震支援で勲章
中国の赤十字組織、中国紅十字会が、四川大地震の救援と復旧活動に尽力した中国企業18社と外国企業4社に感謝盾と勲章を授与した。この4社のうち3社がSK、サムスン、LGの韓国企業で、残りは米ゼネラル・エレクトリック(GE)だった。韓国3社には、大きな功績があったとして中国紅十字特別勲章が贈られた。
29日■韓総理が初の独島訪問
韓昇洙国務総理が、現職の総理として初めて独島(竹島)を訪問、独島住民や警備隊員を激励するとともに、「東海のわが地、独島」と刻まれたタテ22㌢、ヨコ32㌢の石碑の除幕を行った。韓総理は、「独島は歴史的、地理的、国際法的にわれわれの地であり領土だ」と強調し、「独島は鬱陵島の子島であり、だれが何と言おうとわれわれの息子だ。隣国が自分の領土だと主張しても、戸籍を調べれば独島はわれわれの子だということがわかる」と日本を牽制した。
28日■ネコが鳥インフルに感染
国立獣医科学検疫院は、忠南大学獣医学部から鑑定依頼を受けてネコから採取したウイルスを検査した結果、H5N1型高病原性鳥インフルエンザと判明したと明らかにした。哺乳動物の鳥インフルエンザ感染が確認されたのは韓国で初めて。このネコが鳥インフルエンザにかかったニワトリや渡り鳥を食べ、感染したとみられている。検疫院によると、ネコを通じて人間に感染した例は世界的にないという。
27日■米が独島を未主権地域に
米国地名委員会(BGN)が独島(竹島)の帰属国を「韓国」から「主権未指定地域」に変更したことがわかった。今回の変更については、韓国側に事前の連絡がなかったという。これに伴い、李泰植・駐米韓国大使は緊急会見し、「表記を正すため、最大限の努力を傾ける」と述べた。李大使は、国務省など米政府機関の関係者と会い、独島が歴史的、国際法的、地理的に韓国の固有領土であることを説明し、是正を求める考えだ。
26日■休戦協定55周年で大会
朝鮮中央通信によると、北朝鮮が祖国解放戦争(韓国戦争)の休戦協定締結55周年を翌日に控え、中央報告大会を開いた。金永南・最高人民会議常任委員長、楊亨燮最高人民会議常任委員会副委員長、金英逸首相、盧斗哲・副首相、崔泰福・朝鮮労働党中央委員会秘書、金基南・同秘書、金英春・国防委員会副委員長らが出席。金鎰チョル・人民武力部長は、「経済建設の成功は、反帝反米対決の勝利に向けた重要な要求であり、全党員と人民軍兵士、人民は50年代の闘争精神で経済建設に革命的な大高潮を起こし、強盛大国建設を早期に実現しよう」と呼びかけた。
25日■大雨の被害で2人死亡
中央災害対策本部によると、23日午後から降り続いた大雨で、死者が出るなど大きな被害が発生した。各地の雨量は、ソウルで135㍉、京畿道東豆川市で279ミリ、江原道鉄原郡で256㍉を観測した。この大雨で、江原道楊口郡の陸軍部隊でがけ崩れが発生し、兵士2人が土砂に埋もれて死亡、京畿道儀旺市でも、がけ崩れで7人がけがをした。さらに京畿道楊州郡と安養市で2人が行方不明となっている。
24日■北に調査団受け入れ迫る
シンガポールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席した外交通商部の柳明桓長官は、全体会議で金剛山で起きた韓国人観光客射殺事件の真相究明と再発防止を訴え、北朝鮮に対し韓国調査団の受け入れを迫った。これに対し北朝鮮の朴義春外相は、韓国政府が南北共同宣言などの履行を拒否していると非難し、射殺事件については具体的言及を避けた。