23日■メキシコの人質解放
外交通商部によると、今月14日、米テキサス州と国境を接するメキシコのレイノサで韓国人5人が拉致される事件が起きたが、無事開放された。犯人は5人を人質にとり、身代金3万㌦を要求していた。5人は現在、メキシコ当局に保護され、事情聴取を受けているが、5人がなぜレイノサを訪れたのか、犯人の正体など詳しいことは不明だ。5人は48時間、当局の取り調べを受けた後、韓国に帰国する予定だ。
22日■核検証で韓米代表が協議
6カ国協議の韓国首席代表を務める金塾・韓半島平和交渉本部長と米国首席代表のヒル国務次官補がシンガポールで会談し、北朝鮮の核申告に対する検証や非核化の第3段階措置(核廃棄)に向けた方策について意見を交換した。両代表は、北朝鮮のテロ支援国指定が解除される8月11日までに、申告内容を検証するためのプロトコル作りと検証団の北朝鮮入国が必要だという点で一致した。
21日■防衛費めぐり韓米交渉
韓米両政府は、ワシントンで来年から適用される韓米防衛費分担特別協定締結に向けた第1回高官級協議を行った。韓国側から趙炳済・外交通商部北米局長を首席代表として、青瓦台(大統領府)、外交通商部、国防部の代表、米国側から国務省、国防総省、在韓米軍関係者が出席した。韓米両国は、相互防衛条約に基づく在韓米軍の防衛費分担協定を2~3年ごとに見直している。
20日■独島を世界自然遺産に
ハンナラ党の金小南議員が、独島(竹島)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録することを政府に求める国会決議案を提出した。同決議案は、独島の世界自然遺産登録を推進するため、予備リストへの登録手続きを早急に行い、ユネスコ諮問機関の国際自然保護連合と国際記念物遺跡会議の専門家を招き、現地調査を実施するよう提言している。
19日■盧前大統領、資料を返還
国家の重要資料を無断で私邸に持ち出したとして非難を浴びていた盧武鉉・前大統領が、任期中の国政資料を国家記録院に返還した。しかし、返還された資料の中に青瓦台(大統領府)のオンライン業務管理システムのサーバーは含まれていなかった。盧前大統領側は、サーバーなどハードウエアは私費を投じて構築した個人の所有物で、返還の義務はないと主張しており、事態がさらにこじれる見通しだ。
18日■柳長官が東南アジア歴訪
柳明桓・外交通商部長官が、フィリピンとシンガポール歴訪の旅に出発した。フィリピンでは、アロヨ大統領を表敬訪問し、両国の友好関係促進について意見を交換した。また、ロムロ外相と会談し、2009年の韓比修好60周年記念行事や現地に居住する韓国人の保護問題などについて協議した。さらに柳長官は、駐フィリピン韓国大使館の起工式に出席し、現地に進出している韓国企業の代表らと懇談した。
17日■開城観光事業の中断検討
統一部の金浩年報道官は、北朝鮮が金剛山で発生した韓国人観光客射殺事件の真相調査団の受け入れを拒否していることについて、政府レベルで対策を講じていると表明し、「北朝鮮が協力に応じないならば、開城観光事業の中断も検討する」と述べた。韓国政府は、事件発生後、真相が解明され、安全が確保されるまで金剛山観光を一時中断することを決めたが、開城観光については継続するとしていた。